GUのサイトを眺めていたらミニスカートがSALEになっていました。自分のサイズの在庫をカートに入れようとした瞬間「プリーツのミニスカートなんて買っていいの? 47歳なのに? どこに穿いていくの?」と頭の中で声がしました。


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イタい? 47歳でミニスカート穿いてみた

「たしかに47歳でプリーツミニスカートはイタいかも…」と思ったものの、そのときに「なんか47歳ってつまらないな」と思ったのです。

これから50代60代70代と歳を重ねていくのに、自分で自分をどんどんつまらなくしていっていいのかな? と。10代20代の頃は人生がカラフルだったのに、40代で全てがぼんやりとくすんできて、これからどんどん濃い灰色になっていくような恐怖を覚えました。

まだ人生の折り返し地点だというのに、「年相応」という言葉に囚われて人生後半を過ごすなんてもったいないと思いませんか?

40代全員にミニスカートをおすすめしたい訳ではありません。苦手な人だっているでしょう。でも着たいなら着ましょう! 見た目年齢が若い人は脳年齢も若いそうで、若作りは積極的にするべきなのです。

40代のミニスカートはイタい?  着こなせるコツを47歳スタイリストが実践した
GUのスカートを穿いた筆者・47歳
GUのスカートは迷った末、買いました。想像していたより合わせやすかったのでよく穿いています。
ミニスカート大好きな私が、40代のミニスカートの穿き方をご紹介します。

40代でミニスカートを素敵に穿くポイント

1.脚を出すなら、他は隠す

胸元が大きく開いているトップスにミニスカートを穿くと、露出過多で下品な印象になってしまいます。夏でも二の腕が隠れる袖丈で、胸元が開いていないトップスを選びましょう。今年ならストライプシャツ、ラガーシャツ、ポロニットなど、襟付きトップスがおすすめ。もう少し寒くなったらシャツにニットやスウェットをレイヤードするのも良いですね。

2.色はシックに

ミニスカートは形の主張が強いので、色味はシックなものを選ぶのが良いと思います。
今年は特に「グレー×ボルドー」「ブラウン×カーキ」のような濃い色同士の組み合わせがトレンド。ミニスカートを1点投入すると手持ちの服がまた新鮮に着られるので、ぜひ合わせてみてください。

3.足元はブーツが間違いない

細くて長い脚をお持ちなら薄底のスニーカーでもバランスが取れますが、そうでない人はブーツがおすすめ。
個人的には足首のシルエットが太いエンジニアブーツが気になっています。

40代のミニスカートはイタい?  着こなせるコツを47歳スタイリストが実践した
POOLDEのElephantine Boots(オンラインショップより)
今年は足首がくしゅくしゅとルーズにたるませてあるブーツも多く見かけます。足元にボリュームがあるとバランスが取りやすい。

去年ならピンヒールはNGとお伝えしていたと思うのですが、今年はピンヒールのパンプスやブーツが復活しています。ここ10年くらいスニーカーのブームが続き、足が慣れてしまったので、ピンヒールのトレンドがどのくらい広がりを見せるのか注目です。

40代のミニスカートはイタい?  着こなせるコツを47歳スタイリストが実践した
ミニスカート


タイツやソックスの選び方

ブーツでもパンプスでも、タイツと靴の色味を黒やブラウンで揃えて、繋げて見せると脚がキレイに見えます。
上着がレザーのブルゾンならタイツは肌が透けるタイプを選んで大人っぽく。上着がテーラードジャケットなら、ニットタイツでトラッドに振っても可愛いです。

40代のミニスカートはイタい?  着こなせるコツを47歳スタイリストが実践した
GUのスカートを穿く筆者
「膝に年齢が出る」と言いますが、骨っぽくなった膝はシアータイツと相性が良い。「隠す」ではなくて「生かす」のマインドで変化をポジティブに捉えられたら良いですよね。


脚が途中で途切れて見える分、脚が長い人の方が似合うスタイルなのですが、ソックス×パンプス、ソックス×ローファー、ソックス×ブーツもアップデート感があって素敵。
ソックスと靴の色は揃えずに配色を楽しむのがおしゃれだと思います。チャコールグレーのソックスが使いやすそうだなと狙っています。

最近もうひとつよく見るのが、シアーの黒タイツに白のルーズソックスを重ねたコーデ。厚底のローファーやスニーカー、ムートンブーツなどと好相性です。

40代だから似合うものもある

40代で似合わなくなるものばかりではなくて、私自身、ヘアメイクに関しては20代の頃より似合うようになったものもあります。

ひとつめはワンレンヘア。20代の頃はワンレンにしてもどうもしっくりこなかったのですが、40代になったら似合うようになりました。

ふたつめは赤リップ。若い頃は赤リップを塗ると老けて見える気がして苦手だったのですが、今は赤リップに顔が追いついてきた感覚。40代ですっかり赤リップが似合うようになりました。

最近のお気に入りは、髪はタイトなウェットヘアにして赤リップを塗ること。いつもと違う自分になれて楽しいです。


重視すべきは、どんなシーンで穿くか

最も考慮すべきポイントは、ミニスカートで浮きそうな場所には穿いて行かないことです。

その日会う人を思い浮かべ、その人がどんな服装か思い浮かべます。私は推しのライブや、気の置けない友人との食事、動きの少ない仕事の日に、ミニスカートを着ることが多いです。保護者として参加する行事やバタバタする日には着ないようにしています。

イタいと思われても、かまわない

最近読んだ本に書いてあったのですが、人の脳は誰かを見たときに自分と同じ内集団に属しているか、自分とは違う外集団に属しているか判断して、外集団に対しては否定したり非難するクセがあるそうです。外集団への否定や非難は、優越感となり、快楽物質ドーパミンが放出されます。

つまり「あの人イタいな」と思っているとき、脳内にドーパミンが放出され、気持ちがいい状態なのです。中毒性があるので要注意。SNSで誹謗中傷をやめられなくなってしまう人がいるのは、ドーパミンが出て気持ちがいいからだそうです。

40代の女性がミニスカートを穿いていたら、中には「イタい」と感じる人もいるでしょう。相手がどう感じるか、こちらでは決められません。
でも、わざわざ「イタいですね」と話しかけてくる人はいませんので大丈夫です。人生は楽しんだもの勝ち。
好きな服を着る女性がもっともっと増えたらいいなと願っています。

<文・写真/大日方理子 ※写真は背景のみAIで編集した部分があります>

【大日方理子】
(おびなた・りこ)スタイリスト。1979年生まれ、お茶の水女子大学卒。『Ray』などの女性誌やテレビでスタイリストを務める。きれいめからカジュアルまで、今の気分を取り入れたスタイリングが得意。骨格診断アドバイザー。猫背改善で身長149cm→151cmに。中学生の女の子がいる1児の母でもある。2026年、乳がんのため右胸全摘。 公式HP
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