(台北 14日 中央社)日本の教育学者、佐藤学氏(=写真)が13日、新北市中和区の秀山小学校を訪れた。授業見学などを通して自身が提唱した「学びの共同体」の実践状況を視察、児童らの学習意欲の高さに深い印象を残した。
中国時報など複数の台湾メディアが伝えた。

佐藤氏は今回、著書「学校見聞録:学びの共同体の実践」中国語版のPRを兼ねて約1週間の日程で台湾を訪問。新北市には11~13日の3日間滞在し、学校訪問のほか、教育関係者1300人を招いた国際シンポジウムにも出席、「学びの共同体」にもとづく学校改革の経験を紹介した。

子供だけでなく教師や保護者、地域住民も学び、共に成長していく教育の実現をめざす佐藤氏だが、台湾では約100カ所の学校が氏の考えに共感を覚え、学習者を主役とした「協同学習」を進めている。

(写真提供:新北市政府)

(編集:羅友辰)