(桃園 17日 中央社)9日から訪日していた鄭文燦桃園市長が16日、JALエービーシー(東京都)を訪問、日本航空成田空港支店の石橋正二郎部長、JALエービーシーの黒瀬久敏社長と面会し、整備工場を見学した。鄭市長は、同社の「手ぶら宅配サービス」は会社の競争力を高めたと絶賛、台湾業者のサービス向上に生かしていきたいとしている。


同サービスは、自宅など指定の場所で預けた荷物を、海外の到着空港で受け取れるもの。石橋部長によると、台湾と日本を結ぶルートは格安航空会社(LCC)の参入によって競争が激化しているため、JALエービーシーは携帯電話レンタルや荷物一時預かりなどのサービスを提供することで差別化を図っているという。

鄭市長は、台湾と日本を往復するフライトは毎週約700便に達するとして双方の関係の密接さを強調し、桃園国際空港では、台北市内に直結する桃園メトロ(MRT)の台北駅で国際線の市内チェックインをして、旅客は手ぶらで空港に向かえると台湾の利便性もアピールしながら、日本に学ぶことで、台湾のサービスの質がより向上することに期待を示した。

鄭市長は、9日~16日の日程で訪日、香川県、千葉県、東京都などを歴訪していた。

(邱俊欽/編集:塚越西穂)