(新北 3日 中央社)台湾の歩行者用信号に使われている人の形のシルエット「小緑人」に、大型版が登場した。従来の20センチ角から30センチ角に拡大したもので、道路幅が広い交差点でも見えやすく、視力が衰えた高齢者でも安全に道を渡ることができる。
北部・新北市が2日、導入を発表した。

同市交通局の陳建成科長によると、大型版の小緑人は、高齢者にフレンドリーな環境づくりを目指す同市が、他の主要都市に先駆けて進める信号機の改善措置。先月、中和の双和医院前に初めて設置したところ、よく見えると好評だったという。

今後は淡水の馬偕医院や三峡の恩主公医院前にも設置する予定。それ以降は状況を見ながら病院やデイケアセンターなどの周辺で設置数を増やし、青時間も延長して高齢者の安全な外出をサポートする。

(王鴻国/編集:塚越西穂)