(台北 30日 中央社)台風18号の影響で、東部・宜蘭県や台東県では30日、一部地域で停電が発生した。午後4時までの24時間降水量は宜蘭県内の多いところで430ミリを超えている。


中央災害対策センターの統計によると、30日午後4時までに台湾全土で1万6577戸が停電した。大部分は復旧したが、1728戸は停電が続いている。死者やけが人の情報は入っていない。

新北市万里区の野柳旧トンネル付近では、大雨の影響で路面に約30センチのひび割れが起きた。同市烏来区では、釣りに来ていた男性2人が渓流の増水によって川岸に引き返せなくなった。消防隊員が救助に当たっている。


中央気象局によると、30日午後8時までに予想される12時間降水量はいずれも多いところで、宜蘭県300ミリ以上、新北市や花蓮県、桃園市で200ミリ以上などとなっている。その後、1日午前8時までの12時間予想降水量は新北市、桃園市、新竹県、苗栗県で200ミリ以上、台北市で110ミリ以上など。

(葉臻/編集:名切千絵)