(台北中央社)中央感染症指揮センターは11日、台湾到着後の外出禁止期間の短縮を申請できる新型コロナウイルス感染の「中低リスク国・地域」のリストから韓国を同日付で除外すると発表した。

同センターによれば、韓国では療養施設や職場、学校などで新型コロナウイルスのクラスターが相次いで発生するなど、市中感染が拡大傾向にあり、中低リスク国・地域の認定基準を2週間連続で超えている。


台湾では、低リスク/中低リスクの国・地域からのビジネス目的の短期滞在者に対し、入境14日前に渡航歴がないことや陰性証明の取得などの条件を満たせば14日間の在宅検疫(外出禁止)の短縮を申請することが可能となっているが、対象となる国・地域のリストは2週間ごとに更新されている。韓国は先月21日、感染状況が落ち着いたとして中低リスク国・地域に認定されていた。

最新の低リスク国・地域はニュージーランド、マカオ、パラオ、フィジー、ブルネイ、タイ、モンゴル、ブータン、ラオス、ナウル、東ティモール、モーリシャス、ベトナム、マーシャル諸島。中低リスク国・地域はシンガポール、香港、オーストラリア、カンボジア。

11日現在、台湾内の感染者は累計584人で、このうち492人が海外から持ち込まれた輸入症例となっている。

(編集:塚越西穂)