(台北中央社)俳優のチェン・ソンヨン(陳松勇)さんが17日、病気のため死去した。80歳だった。
ホウ・シャオシェン(侯孝賢)監督の「悲情城市」など数多くの映画やドラマに出演した。長年の親交があった台北市電影電視演芸業職業工会(労働組合)のカン・カイ(康凱)理事長が同日明らかにした。

チェンさんは1941年生まれ。1970年代に俳優としてデビューし、1989年に出演した「悲情~」では映画賞「ゴールデン・ホース・アワード」(金馬奨)の主演男優賞を受賞した。

チェンさんの治療を行っていた北部・桃園市内の病院は中央社の取材に対し、生前の本人の希望により、病気に関する情報は明かせないと説明した。

(王心妤/編集:名切千絵)