(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は2日、北部・桃園市の海軍陸戦隊(海兵隊)66旅を視察に訪れ、国産ロケットランチャー「ケストレル」(紅隼)の操作を実際に体験した。取材陣からの問い掛けに対し、「操作しやすい」と答え、扱いやすさをアピールした。


蔡総統は陸戦隊66旅で報告を聞き取ったほか、戦備整備や武器装備の現状を把握した。ケストレルの紹介を聞き、操作や発射の仕方を詳細に尋ねた後で、実弾を装着していない状態のケストレルを肩に担ぎ、操作を試した。報道陣から重くないか尋ねられると、「そうでもない」と答え、「重さを試している。とても操作しやすい」と話した。

ケストレルは重さ5キロ、口径66ミリ、射程400メートル。厚さ40センチの装甲を貫通できる。
政府系研究機関、国家中山科学研究院(中科院)が開発、製造した。

蔡総統はこの日午前、陸軍化生放核(化学、生物、放射能、核)訓練センターや国防医学院予防医学研究所(新北市)も視察した。

(温貴香/編集:名切千絵)