(台北中央社)チャイナエアライン(中華航空)は14日、最新の運航計画を発表した。新型コロナウイルスに対する各国の入国規制や検疫措置の緩和を受け、今年の第3四半期には現在より4割多い、週150便以上を運航し、回復する需要に対応する。


日本を含む北東アジア路線では、7月から台北(松山)-羽田線を毎日1便、最新のエアバスA321neo型機で運航する他、台北(桃園)-成田、大阪、名古屋、福岡線などの便も引き続き設定する。8月からは台北(桃園)-ソウル(仁川)線も毎日1便とする。

東南アジア路線については、6月から高雄-マニラ線を週1便、8月から台北(桃園)-バンコク線を週14便とするのをはじめ、同月から台北(桃園)-マニラ、ホーチミン、ハノイ、クアラルンプール、ペナン、シンガポール、プノンペン、ヤンゴン線もそれぞれ週2便以上運航する。

台北(桃園)-香港線は7月から週7便とし、8月からは週10便とする。中国路線は台北(桃園)-北京、成都、上海(浦東)、アモイ線などを運航。中国政府の新型コロナ対策の状況に応じて便数を調整する方針。


北米路線では台北(桃園)-ロサンゼルス、オンタリオ、サンフランシスコ、ニューヨーク、バンクーバー線を運航。欧州路線では台北(桃園)-フランクフルト、アムステルダム、ロンドン線、オセアニア路線では台北(桃園)-シドニー、メルボルン、ブリスベン、オークランド線で便をそれぞれ設定する。

同社では新型コロナ収束後に向けた準備を進め、潜在力のある市場への就航や増便を検討し、全力を挙げて利用者の回復を迎える意欲を示した。

(汪淑芬/編集:齊藤啓介)