(台北中央社)中央気象局は30日午前、軽度台風(台湾基準)台風3号が台湾南の南シナ海で発生したと発表した。気象局の予報官は、台湾に直接の影響はないとしつつ、フィリピン東の海上には熱帯低気圧が発生しており、7月1日以降は1週間、大気の状態が不安定になる見通しを示した。


30日午後2時の時点で、台風3号は台湾本島最南端ガランピ(鵝鑾鼻)の南西960キロの海上にあり、時速16キロで北北西から西北西に進んでいる。中心気圧は995ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は18メートル。中国・海南島や香港の方向に進む見通し。

熱帯低気圧は沖縄の海上に向かって進むとみられ、台風になる可能性もあるという。

気象局の予報官によれば、7月1日以降、湿った空気が流れ込む。
南部や南東部では一日を通して雨が降りやすくなり、雷雨もある。中部や北東部では所により一時雷雨となる。北部は晴れるが、午後に雨が降る見込み。各地とも強い雨か大雨に見舞われる可能性があるという。

(張雄風/編集:楊千慧)