声明は米上院外交委員会の共和党トップ、ジム・リッシュ議員が同党の上院議員21人と共に発表した。声明への参加議員数は上院(定員100)の4分の1近くに上った。
バイデン氏と習氏はアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議に出席するため、米サンフランシスコを訪問している。両氏の会談は昨年11月以来1年ぶり、2度目となる。
米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官は14日、バイデン氏と習氏の会談に関する質問に対し、米国の「一つの中国」政策に変化はなく、台湾独立を支持しないとする米国の立場を改めて示した。米国として、台湾の民主主義が発展し続けていくことを望むとし、両岸(台湾と中国)の緊張した情勢を一方的に解決することや、一方的な現状変更は望まないと述べた。
また、バイデン氏がAPECの台湾代表団と面会する可能性については、習氏との会談以外では、公表可能なその他の2者間会談などはないと説明した。
APEC首脳会議には台湾から総統特使として台湾積体電路製造(TSMC)の創業者、張忠謀(ちょうちゅうぼう)氏が出席する。
(徐薇婷、江今葉/編集:名切千絵)