(台北中央社)国防部(国防省)は24日、オーストラリアの軍艦1隻が23日から、台湾海峡を北から南に航行したと発表した。台湾海峡通過中には全行程にわたり周辺の海空域の動向を把握したとし、異常はなかったと明らかにした。


軍艦の型や番号は公表していない。オーストラリアと中国の間では最近、軍艦の作業を巡って対立が生じている。豪国防省は18日、豪海軍のフリゲート艦が14日に日本の排他的経済水域(EEZ)で作業をしていたところ、中国軍の駆逐艦が作動させたソナーによってダイバーが負傷したとして中国政府に「深刻な懸念」を表明していた。

国防部はまた、24日午前6時までの24時間に中国の軍用機延べ6機と軍艦延べ5隻が台湾海峡周辺で活動しているのを確認したと発表した。軍用機のうち「運8」対潜哨戒機1機が台湾南西の空域に進入したとしている。

(黄雅詩/編集:名切千絵)