(澎湖中央社)日本写真協会が主催する日本写真協会賞の受賞者が29日発表され、国際賞に台湾人写真家の沈昭良さんが選ばれた。沈さんは中央社の取材に、自身を育んでくれた母なる台湾に対する最大の関心と評価だと喜んだ。


同協会は沈さんについて、長きにわたり台湾と日本の写真界の大きな橋渡しをしてきたとした上で「大学で若い学生に接しながら、また常にアジア近隣諸国との写真を通じた文化交流に視野を置き、各国の作家一人一人に語りかけ、キュレーションする写真家を超えた活動」をたたえた。

沈さんは、自身の創作活動や交流推進に対する激励だとし、受賞の幸運を大切にし、前進し続けたいと語った。

沈さんは創作活動の一方で大学の教壇に立ち、撮影などの授業にも取り組む。2004年には神奈川県相模原市で開催された写真祭「フォトシティさがみはら」でさがみはら写真アジア賞を受賞している。

(王宝児/編集:齊藤啓介)