ボーホンは今年の同映画祭PR大使を務める。CMは「時間が持ち去ったものは映画に残されている」をテーマにし、「帯我~」のワンシーンも盛り込まれた。CMの発表会がこの日、台北市内で開かれ、ボーホンとフー監督が出席した。
フー監督は「帯我~」でボーホンを主演に起用した背景について、当時音楽オーディション番組に出演していたボーホンが気まずい表情を浮かべているのを目にし、声を掛けようと即座に思ったと紹介。今回のCMでは当時の「うつむいて恥ずかしそうにほほ笑む」表情を再現するようボーホンに求めたと明かした上で、その理由について、この表情は「帯我~」の撮影時にはボーホンをとても魅力的に見せるものだったものの、近年はあまり見られないからだと話した。
現在36歳のボーホンは、今の心持ちは20歳余りの時とは違うと語り、「時間をまたぐ作品、作品の中で登場人物の成長や変化が見られる作品に参加したい」という考えが心の中にあると話した。
台北映画祭は台北市内で6月21日から7月6日まで開かれる。
(王心妤/編集:名切千絵)