(台北中央社)6日夕方、東部・花蓮県近海を震源とするマグニチュード(M)5.9の地震が2回発生した。交通部(交通省)中央気象署(気象庁)は同日、記者会見を開き、2回の地震はいずれも4月3日に東部海域で発生した地震の余震だと説明した。
余震の頻度は徐々に減ってきているものの、規模が比較的大きな地震がまれに起きる可能性があるとの見方を示した。

同署の資料によれば、M5.9の地震は午後5時45分と同52分に発生。いずれも震源は花蓮県政府の南26~28キロ地点で、同県や中部・南投県などで最大震度4を観測した。

同署地震観測センターの許麗文副主任は記者会見で、同日の地震の震源はいずれも4月3日の本震の震源に近いと説明。3日以降に本震の震源の周辺や北側でM6台の余震が複数回起きていることなどに触れ、この日の地震は、地殻内に蓄積されたひずみ(応力)を解消する活動「応力の再分配」によるものだと解説した。

(張雄風/編集:田中宏樹)