観光署は2011年から「Taiwan–The Heart of Asia」のキャッチコピーで台湾観光を世界にPRしてきた。それから13年の時がたち、さらに新型コロナウイルスを乗り越えた今年のタイミングで、ブランドロゴやメッセージを刷新し、新たなスタートを切ることにした。
観光署は、台湾が推し進めたい旅の形は、従来の「目的地」を選ぶ旅ではなく、「目的のある旅」だと説明。台湾各地の特色あるイベントを選出してまとめた同署の「台湾イベントカレンダー」の資源計画と新ブランドを合わせることで、四季をそれぞれに楽しめるテーマ別旅行を示すブランドカラーを打ち出し、「台湾の四季はいつも観光シーズン」とのメッセージを海外の人々に発信していくとしている。
ロゴは広告大手の電通台湾と台北のモーションデザインスタジオ「Bito」の創業者、劉耕名氏が共同で手掛けた。
周永暉(しゅうえいき)観光署長(長官)によれば、ショートムービーは世界での観光PRや旅行見本市などで大々的に上映し、来年の大阪・関西万博や国外の主要駅などでも流される予定だという。周氏は、台湾の観光を全力でPRすると意気込んだ。
(余暁涵/編集:名切千絵)