林鉄を運営する農業部(農業省)林業・自然保育署阿里山林業鉄路・文化資産管理処が7日に発表した報道資料によれば、修繕は台湾ヒノキを主な建材とし、くぎを使わず木材同士を接合させるほぞ継ぎの工法を残したという。周辺の給炭台や蒸気機関車に給水するためのウオータークレーンなどの鉄道施設と合わせ、かつて蒸気機関車が運用されていた鉄道文化の神髄を際立たせるとしている。
同処は、外部委託期間は5年で、展示や教育、商品販売、飲食店などとしての利用を認めると説明。民間によるクリエーティブな運営に関する考え方を通じて、奮起湖車庫に新たな価値を増やしたいと期待を寄せている。
(蔡智明/編集:齊藤啓介)