報道資料によれば、代表団は鄭氏と同オフィスの楊珍妮(ようちんじ)交渉代表が率い、経済部(経済省)や農業部(農業省)、財政部(財務省)、衛生福利部(保健省)、国家安全会議などの担当者が参加。協議では関税や非関税障壁、台米間のさまざまな経済・貿易協力について話し合った。率直で打ち解けた雰囲気の中行われたという。
相互関税を巡っては、米国は4月2日、台湾に対しては計32%の税率を課すと発表。このうち全ての貿易相手国・地域に一律で課す10%は5日に導入した。台湾を含む約60の国・地域に課す上乗せ分は9日に発動したが、同日中に上乗せ分の90日間停止が発表された。台湾の貿易交渉チームは11日に米国側の関係者とリモート会議を行っていた。
(頼于榛/編集:田中宏樹)