海巡署は、東沙諸島周辺の環礁は台湾初の海洋国家公園であり、海洋生態系や海洋環境を守るため、漁業や釣りなどが禁止されていると説明。今年1月から中国の漁船30隻を延べ111回追い払い、小型船7隻を拿捕(だほ)したと説明した。
中国は5月1日から休漁期に入っているが、中国漁船は依然操業を続けており、海巡署は中国側の管理が機能していないことを示していると指摘。今後も効果的に越境の中国船を取り締まり、中国側に対し、漁船が東沙諸島周辺海域で密漁すること、海洋生態系を破壊すること、海洋保全の普遍的価値に反することを許さないよう呼びかけた。
(黄麗芸/編集:齊藤啓介)