訓練では台北港から延びる道路に、コンクリート塊、車両用防護柵(ジャージーバリア)、対戦車障害物(通称「チェコのハリネズミ」)・蛇腹有刺鉄線、ヘスコ防壁、コンテナ、観光バスなどの大型車両を順番に配置。六重のバリケードを築いた。上空では戦術無人機が観測と偵察を実施した。
軍は、同作戦では奥行きのある縦深空間を利用し、兵力や火力で敵軍を消耗させるとともに、国軍の戦力を保存する狙いがあるとした。
CM32には30ミリチェーンガンと40ミリグレネード弾が搭載された。また併せて、模擬の負傷者を避難させ、救護する「戦術的戦傷救護」の訓練も実施された。
(呉書緯/編集:名切千絵)