(台北中央社)中央気象署(気象庁)は18日、軽度台風(台湾基準)台風6号の接近に伴い、バシー海峡に海上台風警報を発令し、警戒を呼びかけている。台風は18日夜から19日にかけて台湾に最も近づく見込みで、東台湾や恒春半島では激しい雨が降る恐れがあるとしている。


台風6号は18日午後2時現在、台湾最南端のガランピ(鵝鑾鼻)の南南東約500キロの海上を、時速23キロで西北西に進んでいる。中心気圧は995ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は28メートル。中心から半径100キロ以内は風速13.9メートル以上の強風域。

同署の謝佩芸技正(上級技師)は、台風は今後勢力を強める他、強風域の範囲も広がるとの予測を示した。また台風の中心は台湾から離れているものの、外側の雲が大きく広がっており、18日正午から東台湾では断続的に雨となると説明した。夜からは東台湾と恒春半島では雨が本降りとなり、19日の日中には雨脚が一層強まり、激しい雨になる恐れがあると述べた。

(黄巧雯/編集:齊藤啓介)
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