直径3ミリ。スイス造幣局が世界最小の記念金貨を発行、表にはアインシュタインの顔


 世界では、様々な記念硬貨が製造されている。今回、スイス造幣局は2020年の記念金貨として、アルベルト・アインシュタインが舌を出した顔を描いた硬貨を製造した。

 しかし残念ながら、アインシュタインの顔が硬貨上に描かれているかどうかは肉眼ではほとんどわからない。というのもこの金貨、世界最小サイズだからだ。
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Swissmint kleinste Goldmunze (Einstein) der Welt

【スイス造幣局が直径約3ミリの世界最小の記念金貨を発行】

 1月23日、スイス造幣局は世界最小となる金貨の発行を発表した。

 この金貨の表には、天才理論物理学者アルベルト・アインシュタインが舌を出した有名な顔が描かれているという。


 しかし、アインシュタインの顔を見るには、金貨にかなり顔を近づけなければならない。いや、そうしてももしかしたら見えないかもしれない。

 なぜならこの金貨、直径が2.96ミリ、重さ0.063グラムという世界最小のものだからだ。

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 ピンセットでつまむのも怖いほどの極小サイズだが、造幣局はジョークでもなんでもなく、れっきとした2020年の記念金貨として製造している。

 ちなみに、金貨の裏には既に流通しているスイスフラン硬貨と同じ「ヘルヴェティア」の文字とスイスの十字が描かれている。

 そして裏に表示されてある通り、この金貨はスイス1フラン(約112円)の4分の1の価値しかない。

【専用レンズをつけて限定999個のみ販売予定】

 貨幣価値としては1フランよりも低いが、世界最小の記念金貨ということで、造幣局は専用のレンズをつけ、1コイン199フラン(約22300円)の価格で999個のみの限定販売予定をしている。

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 造幣局側は、過去のアインシュタインの功績を称え、この記念金貨を製造するに至ったと述べている。

 なお、この金貨はオンラインからでも購入可能ということだ。

References:.snopes.comなど / written by Scarlet / edited by parumo

記事全文はこちら:直径3ミリ。スイス造幣局が世界最小の記念金貨を発行、表にはアインシュタインの顔 http://karapaia.com/archives/52287238.html