赤くて大きい!全長104センチ、体重22キロの巨大魚が釣り上げられる(オーストラリア)

image by:Rainbow Beach Deep Sea Fishing on the Keely Rose
 これまでの最大記録を塗り替えるほどの巨大魚が釣り上げられたようだ。オーストラリア、クイーンズランド州の沿岸で捕獲されたのは、全長104センチ、体重22キロもある「センネンダイ」である。


 捕獲したエドファル・コナーさんはこの水域で30年にわたり釣りを楽しんでいるが、これほど大きなセンネンダイを釣り上げたのは初の経験だという。『abcニュース』などが伝えている。
 巨大な魚を釣り上げるというのは釣り人の夢でもある。エドファル・コナーさんはこれまで19キロの魚を捕獲したことはあるが、22キロは自己最高記録更新だ。コナーさんはロッドとリールで20分間格闘し、引き上げるのにてこずったそうだ。最初大型のタラだと思ったという。


 色鮮やかな赤い「センネンダイ」は、インド太平洋の熱帯海域に分布する大型のフエダイの一種だ。成魚は全長60センチが一般的だが、90センチクラスのものもいるという。コナーさんが釣り上げたセンネンダイはこの記録をさらに上回った。

 クイーンズランド博物館の魚類専門家、ジェフ・ジョンソンさんによると、22キロという体重は、1962年に出版された本に記録された最高体重と同じで、非常にレアだという。

 コロナウイルスの影響で釣り場は3か月間封鎖されていたが、この度解禁となり、釣り場に行ったところ、この巨大なセンネンダイをゲットすることができたようだ。

 魚の大きさと年齢は関連性があると言われている。
コナーさんはこのセンネンダイを研究に役立ててもらうため、冷凍保存し、クイーンズランド州漁業組合に寄付するという。

 絶対聞かれると思うから調べてみたけど、センネンダイは、大型の白身魚で高級魚として、台湾や中国南部、日本の沖縄、鹿児島県、小笠原などで食べられているという。刺身や酒蒸し、天ぷらはもちろん、骨、頭部などからうまい出汁が出るそうだ。

 ただし大型個体の場合、「シガテラ中毒」という、プランクトンの毒素汚染による食中毒も報告されているという。

追記:(2020/06/30)本文を一部訂正して再送します

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