あの犬型ロボット「Spot」が手のひらサイズに!動きもそっくりに再現した四足歩行ロボットが販売決定

あの犬型ロボットそっくりの小型版が販売決定 image by:Petoi Bittle
 ロボットと共に暮らす未来を連想させてくれるボストン・ダイナミクス社の犬型ロボット「Spot」に憧れ、ぜひ欲しいと思った人はたくさんいるだろう。

 だが、それに800万円も支払える人はそうは多くない。
貯金通帳を眺めてため息をついている人がいたら、お伝えしたい朗報がある。

 今キックスターターでは、本家のSpotそっくりの魅力的な4足歩行ロボットの資金調達が行われており、目標の5倍を超える資金が集まり販売が決定したようだ。

 そのロボットの子の名前は「Bittle」。手のひらサイズの小ささだけど、パワフルで、本家同様のトリックを決めることができる凄いヤツだ。
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Petoi Bittle, the second product of OpenCat

【手のひらサイズの小型四足歩行ロボット】

 開発したのは未来のペットを設計しているスタートアップ「Petoi」。Bittleは同社が手がけるOpenCatシリーズの第2弾となる(第1弾は、猫型ロボットの「Nybble」)。

 Bittleはキットとしてお届けされる。キットには、ボディフレーム、手足や頭部を駆動するサーボ、バッテリー、電子機器(Arduinoボード、WiFi、Bluetoothなど)が同梱されているので、これをパズルを楽しむ感覚で組み立てる。

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image by:Petoi Bittle
 本体を組み立てたら、今度はOpenCatのソフトウェアパッケージを利用して、行動プログラムをインストールすれば、ひとまずは完成だ。

 20×11×11センチの掌サイズで、重量は280グラム未満。最高速度は秒速ボディ2個分で、450グラムまで運ぶことができる。

 いろいろな行動パターンを記録できるほか、PCやアプリを利用したリモコン操作も可能だ。
また1度の充電で、1時間程度作動する。

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image by:Petoi Bittle
【カスタマイズを楽しもう!】

 だが、それで終わりではない。Bittleはオープンソース・プラットフォームの理念の下に開発されており、さまざまなメーカーのデバイスを搭載することができる。

 カメラ・ジェスチャーセンサー・PIRモーションセンサーなどの各種センサーを取り付けることもできるし、Raspberry Pi(シングルボードコンピューターの1種)を組み込めば人工知能を搭載することだってできる。

 ちなみにOpenCatシリーズでありながら、あえて犬型が選ばれたのは、こうした拡張モジュールを組み込みやすいよう、お口にくわえることができる仕様にしたかったからだとか。

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image by:Petoi Bittle
 前回のNybble発表以降、OpenCatのオンライン・フォーラムも開設され、そこでアイデアの交換や、与えられた課題をクリアするチャレンジも開催されている。

 ただの遊びだけでなく、理数系の学習や研究のツールとしてもぴったり。小さいボディに厳選されたリソースが詰め込まれたBittleで、思う存分クリエイティブになってほしいというのが、開発チームの願いだ。

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image by:Petoi Bittle
【目標金額を達成し、12月に発送予定】

 出資金の目標はすでに達成されているので、出資すればBittleを購入することが可能となる。申し込みの締め切りは10月1日(現地時間)で、発送は今年12月を予定とのこと。日本への発送も行っている。

 なお、出資金額にはいくつかコースがあるが、現時点(9月10日現在)では、ひとまずBittleを完成させるためには225ドル(約24000円)以上の出資が必要であるようだ。


Petoi Bittle: A Palm-sized Robot Dog for STEM and Fun by Petoi
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 また、見た目はかわいらしいが小さな子供向けのおもちゃではない。もし、お子さんに楽しんでもらいたいと思うのなら、怪我をしたり、Bittleが破損しないよう親御さんの目の届くところで一緒になって遊んであげてほしいとのことだ。

References:inceptivemind/ written by hiroching / edited by parumo

記事全文はこちら:あの犬型ロボット「Spot」が手のひらサイズに!動きもそっくりに再現した四足歩行ロボットが販売決定 http://karapaia.com/archives/52294518.html
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