育て中の母猫の懐に忍び込んだ孤独な子猫:bellanmeow/Instagram
母親のいない孤児の子猫が路上をさ迷っていたところ、動物救済ボランティアの女性に発見され、保護された。
空腹で痩せ細っていた子猫は女性宅へと運ばれた。
そこには子育て中の母子の保護猫がいたのだが、母親の愛情に飢えていた子猫はすぐさま母猫の懐に忍び込んだ。
母猫は快く家族に迎え入れ、きょうだい猫と幸せな時を過ごした子猫は、やがて永遠の家を見つけ、現在も幸せに暮らしているという。
【路上で保護されたぼっちの子猫】
インドネシアを拠点とする動物救済者として活動し、里親も務めているベラさんは、去年、路上で1匹の子猫を発見した。
その子猫は、生後2か月に満たず、母親のいない孤児のようだった。体は、汚物と油で汚れきっており、痩せ細って空腹の様子だった。
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救助を切実に必要としているその子猫を保護したベラさんは、餌を与え、家に連れ帰り身綺麗にしてやると、おなかが満たされた子猫はぐっすりと眠った。
自宅で他にも数匹の猫を保護していたベラさんは、ダニボイと名付けたそのオスの子猫を同年齢の子猫と引き合わせた。とにかく、子猫の孤独を紛らわしてやりたいと考えたのだ。
【出産したばかりの母猫の懐にもぐりこんだ子猫】
しかし、ダニボイは仲間のいない寂しさよりも、母親の愛に飢えていたようだ。
ダニボイを保護する数週間前に保護した母猫ユナが4匹の子猫を出産すると、彼はユナの懐に潜り込み、そこに混じって過ごすようになったのだ。
「自分もあなたの子供ですよ」とばかりにユナに甘えるダニボイ。ユナもそんなダニボイを無視することなく、自然に受け入れた。
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【永遠の家を見つけ、幸せに暮らす】
ベラさんは、ダニボイが自ら子育て中の母猫の懐に潜り込み、子猫ときょうだいのフリをして過ごしていることに驚いた。
ダニボイは、生まれたての子猫より大きいサイズだが、母猫のユナはそんなことは全く気にせず、自分の子としてお世話をしている。また、きょうだい猫もダニボイを兄として慕うようになった。
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ユナが子育てを一休みする時には、ダニボイはユナに代わって4匹の子猫のベビーシッター役を引き受けた。
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日中、仲間の同年代の猫と遊んでいても、夜には必ずユナの家族のもとへ戻り、寄り添って一緒に眠った。
ぼっちだったダニボイは、ベラさんに保護されたことで新しい家族ができ、愛と幸せを手に入れることができた。
やがて成長したダニボイは、ベラさんによって養子縁組の手配がなされ、優しい家族のもとへ引き取られていった。
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現在、ダニボイはロッキーと改名され、永遠の家で先住の猫とも友情を育み、飼い主にかわいがられ、幸せに暮らしているという。
written by Scarlet / edited by parumo
記事全文はこちら:子育て中の母猫の懐に忍び込み、子供のふりをした孤独な子猫、愛と幸せを手に入れる(インドネシア) http://karapaia.com/archives/52298445.html