どれほど長い間耐えていたのだろう?伸び放題の毛に覆われた野良犬が救助され、大変身を遂げる
 アメリカのラスベガスで、通りを徘徊している野良犬が保護された。その犬は伸び放題に伸びた毛に覆われ、片目は完全に覆い隠された状態で、顔の判別すら難しかった。


 これでは動くだけでも辛いだろう。どれほど長い間この状態でいたのだろうか?だが幸いにもまもなく犬は見かねた市民の通報により、地元の動物救助団体アニマルエンジェルズ・レスキュー財団(AARF)に救い出された。

 医師の診察を受け、お風呂に入ってトリミングしてもらった犬は、まるで別犬のように大変身。本来は明るい性格の子なのだろう。良くしてもらった人々に、屈託のないかわいい笑顔を見せてくれた。

毛が伸び放題の野良犬がいる! 先月19日、AARFにある通報が寄せられた。
汚れた毛に覆われた野良犬が、通りをうろついているというのだ。

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 早速スタッフのリーガン・テイバー氏らが現地に向かうと、そこには通報で聞いた通りの犬の姿が。

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スッキリしたらまるで別犬に 何とか犬の身柄を確保し、医師のもとへ連れて行ったテイバー氏らは、そこで犬の状態が見かけ以上に悪いことを知った。
彼は極度の脱水症状に陥っており、全身の皮膚がただれていました。また、石や土などを食べていたようで、歯もすり減ってしまい、神経や歯の根が露出した状態になっていたんです。
 獣医のもとでお風呂に入れてもらい、爪を切り、全身の毛を刈ってもらった犬は、まるで別の犬のようになった。


 まるで羊のような毛の量にビックリ。

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 性別も雄であることがわかり「ブライス」という名前がつけられた。

 重い毛皮に覆われて過ごした日々は、ブライスの健康状態にも良くない影響を与えていた。排尿の際も毛皮に邪魔されていたせいで、彼は感染症にかかってしまっており、現在も抗生物質の投与が続いているそうだ。笑顔が可愛いわんこに大変身! 次にブライスに必要なのは、去勢手術と大がかりな歯の治療である。そして健康を取り戻したら、終の棲家となる家族のもとへと引き取られる日も遠くないだろう。


 現在ブライスは仮里親さんのもとで、元気に走り回っているとのこと。軽くなった身体で、これまでの分を取り返す勢いでハッピーに過ごしてほしいものである。

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References:Stray Dog with Fur Matted 'So Bad' That Rescuers Couldn't Tell If He 'Had Two Eyes' Gets Makeover / written by ruichan/ edited by parumo

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