少女が排水溝の中から小さな命を救い出し、永遠の家族に迎え入れる
 ブラジルで、学校の友達と遊んでいた少女は、何者かが弱々しい声で必死に鳴き続けていることに気が付いた。どうやら子猫のようだ。
少女はあたりを探しまわり、ついにその声の発生源を突き止めた。

 子猫は道路脇の排水溝に落ちてしまったのだ。

 少女は猫を救い出すため、排水溝の蓋の溝部分から手を伸ばした。そしてついに、子猫を救い出すことに成功したのだ。

少女が排水溝に落ちた子猫を救う 2年前のある日の午後、ブラジルの自宅近くで数人の学校の友達と遊んでいたニック・ポジライちゃんは、か細い鳴き声を耳にした。

 必死に救いを求めているその声の持ち主が子猫であることはわかったが、子猫の姿はどこにも見えなかった。


 ニックちゃんと友達は、耳を澄まして、どこからその鳴き声が聞こえてくるのかを探した。そしてついに、排水溝の中から聞こえてくることを突き止め、中を覗き込んだ。

 排水溝の中には1匹の子猫がいる。どうやらここに落ちて動けなくなってしまったようだ。

 ニックちゃんは迷うことなく行動を開始した。友達に体を支えてもらいながら、溝の中に腕を入れ、慎重に子猫を引き出すことに成功。


[画像を見る]

 この子猫がどれくらいの閉じ込められていたのかは不明だが、救出されなければここで命を落としていた可能性が高い。

 ニックちゃんは子猫を連れて家に帰った。ニックちゃんの父親は獣医師で、子猫の健康状態や怪我などをすぐに見てあげた。[画像を見る] 子猫は永遠の家族に加わった ニックちゃんの父親は、迷うことなく困っている子猫を救出した娘を誇りに思っているという。

 父親は動物好きが高じて獣医師となった。その遺伝子が末娘のニックちゃんにも引き継がれているようで、彼女は物心ついた時から動物が大好きだったという。


 救出から2年たった現在も、この子猫はすくすくと成長し、ニックちゃんと特別な絆を結び、家族の一員となって幸せに暮らしているという。

[画像を見る]

Written by parumo

画像・動画、SNSが見れない場合はオリジナルサイト(カラパイア)をご覧ください。