インターネットアクセス：ユネスコとICANN、オンラインにおける言語の多様性向上に向けて連携

【画像：https://kyodonewsprwire.jp/img/202502284877-O1-94utw0t9】パリおよびロサンゼルス, 2025年2月28日 /PRNewswire/ -- ユネスコ（UNESCO）とインターネット・コーポレーション・フォー・アサインド・ネームズ・アンド・ナンバーズ（Internet Corporation for Assigned Names and Numbers、ICANN）は、デジタル環境における言語の多様性を強化するための新たな協定を発表しました。これにより、数億人のユーザーにとってインターネットへのアクセスがより容易になります。本協定の下、ユネスコとICANNは、インターネットのドメインネームシステム（DNS）における追加の文字体系および言語の安全な利用を支援するために協力します。これには、アクセスおよびオンラインコミュニケーションの要となるドメイン名や電子メールアドレスが含まれます。また、両機関はすべてのインターネット対応アプリケーション、デバイス、システムにおいて、文字数、言語、文字体系に関係なく、すべてのドメイン名および電子メールアドレスのユニバーサルアクセプタンス（UA）の推進に向けて連携します。「デジタル化が進む世界において、人々のインターネットへのアクセスを促進することは不可欠です。しかし現在、オンラインで完全に利用可能な言語は約400言語に過ぎず、これは世界で話されている7,000の言語のごく一部に過ぎません。言語の多様性を向上させる本協定は、すべての人がアクセスできるインターネットの実現に向けた重要な一歩となります。」と、ユネスコ事務局長のオードレ・アズレ氏は述べました。「ユネスコと協力し、デジタル格差を解消し、コミュニティをつなぐことを楽しみにしています。」と、ICANNのCEOであるカーティス・リンドクヴィスト氏は語りました。「現地の文字体系と言語に対応したドメイン名の支援およびそのユニバーサルアクセプタンスの推進は、多様で多言語に対応したオンライン環境を実現する上で不可欠です。ユネスコとの今回の協力は、ひとつの世界、ひとつのインターネットという当社の目標を改めて確認するものです。」次の10億人をつなぐ現在、54億人以上が定期的にインターネットを利用していますが、まだ26億人が未接続の状態にあります。これらの現在の利用者および将来の潜在的な利用者の多くは、現地の言語や文字体系でコミュニケーションを行っています。さまざまな言語や文字体系を使用するドメイン名である国際化ドメイン名（IDN）は、すべての人がインターネットの持つ社会的・経済的な力を十分に活用できるようにする上で重要な役割を果たします。IDNは、インターネット利用者が自身のニーズや文化に最も適した言語や文字体系でドメイン名や電子メールアドレスを選択できるようにします。 ユニバーサルアクセプタンスは、これらすべてのドメイン名および電子メールアドレスがインターネット上でシームレスに機能することを保証するために無くてはならないものです。しかし、多くのソフトウェアアプリケーションがドメイン名や電子メールアドレスを検証する際に使用するチェック機能は、数年前に作成されたルールに基づいていることが多く、すべてのドメイン名、特に現地の言語や文字体系を使用したものには対応していません。組織や関係者は、これらの利点を享受するために、自社のシステムがUAに対応できるよう対策を講じる必要があります。 ユネスコについて194の加盟国を有する国連教育科学文化機関は、教育、科学、文化、コミュニケーション、情報の分野における多国間協力を主導することで、平和と安全の確立に貢献しています。ユネスコはパリに本部を置き、54か国に事務所を構え、2,300人以上の職員を擁しています。ユネスコは、2,000以上の世界遺産、ユネスコ生物圏保護区、世界ジオパークを管理するとともに、創造都市、学習都市、包摂的かつ持続可能な都市のネットワークを推進しており、さらに、13,000を超えるユネスコ協力校、大学講座、研修・研究機関を統括しています。同機関の事務局長はオードレ・アズレ氏です。「戦争は人の心の中で生れるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」 – ユネスコ憲章（1945年） 詳細情報：www.unesco.orgICANNについてICANNの使命は、安定した、安全で統一されたグローバルインターネットの確保を支援することです。インターネット接続で他の人に連絡するには、お手元のコンピュータやその他のデバイスにアドレス（名前または数字）を入力する必要があります。その場合のアドレスは、コンピュータがお互いを見つけられる場所を認識できるよう、一意でなければなりません。ICANNは、世界中で、この一意の識別子を世界中で調整し、サポートする活動をおこなっています。ICANNは、1998年に非営利公益法人として設立され、世界中から参加するコミュニティを総括しています。ロゴ - https://mma.prnasia.com/media2/1810953/ICANN_Logo.jpg?p=medium600ロゴ - https://mma.prnasia.com/media2/2628667/UNESCO_logo.jpg?p=medium600（日本語リリース：クライアント提供）PR Newswire Asia Ltd.【画像：https://kyodonewsprwire.jp/img/202502284877-O2-V1Zl6FQC】PR Newswire1954年に設立された世界初の米国広報通信社です。配信ネットワークで全世界をカバーしています。Cision Ltd.の子会社として、Cisionクラウドベースコミュニケーション製品、世界最大のマルチチャネル、多文化コンテンツ普及ネットワークと包括的なワークフローツールおよびプラットフォームを組み合わせることで、様々な組織のストーリーを支えています。www.prnasia.com