2025年大阪・関西万博「ジュニアSDGsキャンプ」に金沢工業大学が協力

佐渡市・株式会社LODUと連携してカードゲームを開発。小中高生が楽しみながら実践的にSDGsを学べる金沢工業大学は、2025年7月9日（水）に開催される大阪・関西万博「ジュニアSDGsキャンプ」において、佐渡島をテーマとした体験型SDGs学習プログラムを提供します。本キャンプは、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会企画局持続可能性部が主催し、教育テック大学院大学が提供するもので、小中高生を対象に、企業・自治体・団体と連携した体験学習を通じて、持続可能な社会の実現に向けた次世代リーダーの育成を目的としています。7月9日のプログラムでは、世界遺産の島「佐渡島」からSDGsを学ぶことをテーマに、佐渡市および佐渡市の小学校、株式会社LODU、金沢工業大学が共同で開発した「THE SDGsアクションカードゲームX（クロス）佐渡版」の体験会を実施します。【開催概要】日時：2025年7月9日（水）場所：2025年日本国際博覧会（大阪・関西万博）会場内 サステナドーム（フューチャーゾーン）対象：小中高生主催：公益社団法人2025年日本国際博覧会協会企画局持続可能性部提供：学校法人OCC 教育テック大学院大学協力：佐渡市、金沢工業大学、株式会社LODU【佐渡版クロスとは】佐渡版クロスは、金沢工業大学が開発したSDGsゲーミフィケーション教材「THE SDGsアクションカードゲームX（クロス）」をベースに、佐渡市の地域課題や資源をテーマに開発したカードゲームです。「THE SDGsアクションカードゲームX（クロス）」は、SDGs達成のためのカギとなるトレードオフの解決について楽しみながら学ぶことができるゲームとして、全世界70ヵ国、70万人以上が体験しています。佐渡版クロスの開発には、佐渡市やSDGsスタートアップである株式会社LODU、金沢工業大学に加え、佐渡市の小学生たちが参加し、2025年3月に完成しました。このクロスの教育的手法を活かしながら、今回の「佐渡版クロス」では、佐渡島のリアルな課題（海洋ごみ・伝統文化の継承・観光と食品ロスなど）や資源（鬼太鼓・トキ認証米・金山など）を題材に取り入れています。この佐渡版クロスを用いたワークショップでは、ゲーム体験を通じて、SDGsの理念や佐渡の地域特性を楽しく・深く学ぶことができるよう工夫されており、参加者が主体的に持続可能な未来について考えることができるよう構成されています。【画像：https://kyodonewsprwire.jp/img/202507071755-O1-QRKznmP6】 トレードオフとは？ SDGsを達成するためにはイノベーションが必要です。イノベーションは、既にある考えと既にある他の考えをかけ合わせることで生まれます。SDGsの達成には、何かを選ぶ際に他の何かを犠牲にしなければいけない、「トレードオフ」と呼ばれる状況が生じます(例えば、環境のためにエアコンを使わないようにしたら、熱中症になりかけた、など）。SDGsの17の目標それぞれに、どのようなトレードオフが存在し、どのようなイノベーションをおこせば解消できるのか、ゲームを通じて楽しく・深く学ぶことができるよう開発されたのが「THE SDGsアクションカードゲームX（クロス）」です。X（クロス）は、17の目標に関連した「トレードオフカード」と、解決策を考える上での”資源”となる「リソースカード」からなります。提示されたトレードオフカードに対して、参加者は手札のリソースカードを柔軟に組み合わせ、これまでの常識にはとらわれない解決策を考えることで、SDGs達成に向けたイノベーションの創出の考え方を楽しみながら学べます。

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