公益財団法人 日本漢字能力検定協会が、毎年、その年の世相を表す漢字一文字とその理由を募集する「今年の漢字®」。全国のニュースでも取り上げられて有名ですが、京都住民ならもう少し詳しく知っておきたいですね!
「今年の漢字®」の選ばれ方
via www.kanken.or.jp毎年、年の瀬になると、今年を表す漢字一文字が発表されますが、どうやって募集しているか知っていますか??11月1日から「公益財団法人 日本漢字能力検定協会」のホームページで、投票することができます。簡単にできますよー。
来年挑戦したい方は、こちらから
https://www.kanken.or.jp/
「今年の漢字®」は、清水の舞台で揮毫

今年11 月1日(金)~12 月 5 日(木)に集まった票は、21万6325 票。
そのうち『令』が 3万427 票(14.07%)を集めて1位となりました。
『令』の一文字に込められた意味

1 いいつける。命じる。いいつけ
2 のり、きまり、おきて
3 おさ、長官
4 よい、りっぱな
5 他人の親族に対する敬称
の意味があります。
『令』といえば、新元号「令和」ですよね。
出典は、日本最古の歌集「万葉集」の「梅花(うめのはな)の歌三十二首」。「初春の令月」の「令」は、素晴らしい、良いという 意があります。
また、『令』には「令室」・「令嬢」などのように敬称を表す意のほか、「令名」・「令聞」と使うときのように「よい・立派な」という意があります。
また、法令改正による消費税増税や、闇営業・脱税・薬物使用など芸能界の不祥事が相次ぎ、法令順守が重視されるなど、「命じる」または「きまり・おきて」の意味でも『令』が使われる1年でした。
これらの理由を総合して、『令』を、2019年の「今年の漢字®」に選んだ人が多かったようです。
今年の漢字が発表されると、いよいよ年の瀬が近づいてきた感じがしますよね。来年はオリンピックイヤー。しかも開催地が日本とあって、お祭りムードに包まれる年になりそうです。しっかりと今年やるべきことを済ませて、新しい年を気持ちよく迎えましょう!