
今回は「ボトルガム」をお題に、ランキング戦に相田翔子、Kis-My-Ft2・二階堂高嗣、3時のヒロイン・福田麻貴、初登場の加藤清史郎と中村ゆりかが参戦。

夏井先生ベタ褒めで3時のヒロイン・福田が有頂天「私、天才ですよね!」
まず、二階堂が"凡人2位"、中村が"凡人4位"、相田が"凡人3位"にランクインし、最後は加藤と福田の1位争いに。福田は「俳句で初めて泣いた」と自身のおばあちゃんに評価してもらい自信満々の様子。
<才能アリ1位>
朧夜や四つ目のガム母まだか
3時のヒロイン 福田麻貴
「子どもの頃、お母さんがスナックで働いていて、帰って来るまで、夜中まで頑張って起きていたんです。ガムが味しなくなって、また噛んで。何個噛んでも、お母さんが帰ってこないなという句です」

見事リベンジを成功させた福田は「やったー! うれしい!」と大はしゃぎ。夏井先生から「短い俳句で時間経過を表現するのは難しい。よく頑張りました!」と褒められ、緊張が解けた福田は「はあ~」と甲高い声を上げて「久々に褒められました!」。
先生は「"四つ目"という数詞、"ガム"という物によって、時間と映像が一緒に表現できている。
<添削後>
四つ目のガム朧夜を母まだか
「"四つ目"のガムから始めた方が映像がはっきり見えてくる。そして、窓の外には"朧夜"が広がっている。その奥にお母さんの微かな気配が出てくる。これが分かるようになったら、あんたはやれるかもしれない。特待生で!」
どん底から"特待生候補"に急浮上した福田は「俳句で時間経過が表せるのは、天才ですよね!」と有頂天。査定を見守っていた名人10段・藤本敏史は「めちゃくちゃ自画自賛」と大笑いしていた。
「臭い!」夏井先生の痛烈な一言に、梅沢富美男が呆然自失
特待生昇格試験には「永世名人への道」に挑むフジモン、句集出版を目指して「富美男のお手本」を披露する永世名人・梅沢富美男が登場。フジモンは「ガムを噛む子等とバス待つ日永かな」で惜しくも"現状維持"。そして、3回連続で屈辱のシュレッダー送りになっている梅沢は「調子が悪いんですよ。頭打ちに陥っている」といつになく弱気な発言。さらに、「夏井先生が『おうちde俳句くらぶ』というのをネットで新たに立ち上げたんですよ。

<ボツ 残り21句>
球春やベンチ入りするボトルガム
梅沢富美男
「春になるとプロ野球が始まりますよね。それを季語にしたのが"球春"。大リーグやプロ野球では選手がガムを噛んでいるでしょ。それで、あっ! ボトルガムもベンチ入りしているなって」
「これは掲載でしょう!」と自信満々の梅沢だったが、まさかの"ボツ"。しかも、夏井先生の査定理由は「臭い!」のたった一言だけ。梅沢はあまりのショックで呆然自失状態に。

夏井先生は「ベンチにボトルガムを見つけた。それだけで俳句になる目の付け所。材料はそろっている」と評価しつつ、「何が臭いかと言うと、"ベンチ入りする"という擬人化です。おっちゃん(梅沢)は擬人化すると、何かやった気になるんですよね。
<添削後>
球春やベンチの端に(の)ボトルガム
「擬人化ではなく"ベンチの端"って書くだけ。こんなところに置いてあるという小さな発見にするんだったら助詞は"に"。"の"にすれば、球場からベンチに映像が絞られていくとボトルガムが見えてくるような効果になる。どちらかにしてくれたら、本当に面白い句なのに」
納得のいかない梅沢は「役者に"臭い"って言うな!」「俺はあんたの『おうちde俳句』を何回も言ったのに!」とブチギレまくったが、先生は無表情でうなずくだけで全く取り合わず、4回連続シュレッダー送りという屈辱の結果に終わった。

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さて、次回のプレバトは、水彩画名人・特待生による頂上決戦「春の水彩画コンクール2021」をお届け!まさかの史上初!4人満点の大接戦!ハイレベルすぎる戦いを制するのは誰?!
さらに、俳句査定では永世名人目前の東国原英夫が渾身の一句で前進を目指す!果たして結果は...!?
次回はSDGs促進週間にちなんだこちらのお題...

29日(木)よる7時から お楽しみに~! 【動画はこちら】
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