才能アリ俳句が３人の超ハイレベル＆大激戦！１位の犬山は特待生再昇格

2022年07月06日(水)17:30

６月３０日放送の「プレバト！！」俳句査定は、才能アリが３人も飛び出す超ハイレベルな戦いとなり、前回特待生をはく奪されたばかりの犬山紙子が「喪服着てメロンソーダの列に居る」句で才能アリ１位を獲得。母の葬儀の実体験を詠んだ一句に、夏井いつき先生は「悲しみは大げさな言葉を使うより、淡々と書いた方が静かに伝わってくる。

喪服の黒と明るいメロンソーダ。色と心情の対比がさりげなく表現できている！」と大絶賛し、「もう１回、特待生で頑張りましょう！」と特待生再昇格を発表。犬山は「こんなのあるんですか？」と涙目になりながら喜びを爆発していた。

「こんなのあるんですか？」犬山紙子が特待生はく奪直後に再昇格の快挙！

今回は「キッチンカー」をお題に、ランキング戦に犬山紙子、小手伸也、三四郎・小宮浩信、Kis-My-Ft2・二階堂高嗣が挑戦。先日特待生をはく奪されたばかりの犬山、俳句に３３回も挑戦しながら全く芽が出ないキスマイ二階堂ら問題児ばかりが集結したが、夏井いつき先生もびっくり仰天する超ハイレベルな大激戦となった。

まず、小手が「梅雨寒しロケの暇（いとま）に鯛の汁」で才能アリ３位を獲得。

続いて小宮が「焼きそばを啜る孤独な祭り笛」で凡人最下位だったが、実は最下位としては過去最高得点をマークし、あとわずかで才能アリだったことが判明。スタジオにどよめきが起こる中、注目の１位が発表された。

＜才能アリ１位＞
喪服着てメロンソーダの列に居る
　　　　犬山紙子

「先日、母が急に亡くなり、急いで喪服を買って着替えて。お葬式はバタバタで、一人になって悲しむ時間が全然なくて。一人の時間がほしくて、ショッピングセンターのメロンソーダの列に並んで、やっと自分の時間が持てたという経験があったので」

キスマイ二階堂は「梅雨曇早朝ロケのカップ麺」句で惜しくも才能アリ２位。１位で名前を呼ばれた犬山は「キャー！」と絶叫。

夏井先生は「良い句でしたね。実体験のリアリティーが読み手に流れ込んできましたね。作者の悲しみは大げさな言葉を使うより、淡々と書いた方が静かに伝わってくるんですね。暗い喪服の黒と明るいメロンソーダ。色と心情の対比がさりげなく表現できている！」と大絶賛。

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ＭＣ・浜田雅功が「犬山さんは再び１位を獲りましたが、特待生昇格は様子見ですか？」と尋ねると、先生は「ちゃんと修正してきましたから、もう１回特待生で頑張りましょう！」と再昇格を発表。

特待生に返り咲いた犬山は「えっー！こんなのあるんですか？」「ありがとうございます！」と涙目になりながら喜びを爆発させていた。

フジモンが傑作ピザ句で「２つ前進」、夏井先生大絶賛「ピザを食べるたびに思い出す！」

特待生昇格試験には２級の篠田麻里子、「永世名人への道」に挑む名人１０段のFUJIWARA・藤本敏史、句集出版を目指して「お手本」を披露する永世名人の梅沢富美男が登場。篠田が「万緑や多様性なる人の色」句で惜しくも現状維持だったが、ランキング戦に触発された名人たちも傑作句を連発した。

＜２つ前進　☆１つ → ☆３つ＞
雲の峰ぱんっと乾いたピザの薪
　　　　FUJIWARA 藤本敏史

「天気がいい日に子供を連れて公園に行ったら、ピザのキッチンカーが出ていて。今は本格的でピザ釜があるんですよね。すごいなって見ていたら、横に乾燥して燃えそうな薪があったので、そこに焦点を当ててみました」

後から１０段に昇格した千原ジュニアに☆１つで並ばれているフジモンは「うかうかしてられませんね。

今日は星獲りますよ！」と気合十分だったが、夏井先生からまさかの「２つ前進！」が告げられると、「えーっ！嘘？」「めちゃくちゃうれしいな！」と信じられない様子。梅沢も「（２つ前進なんて）初めて見たよ！」「すっごい！」とびっくり仰天。

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先生は「季語"雲の峰"とは夏の入道雲のことですね。ここで見上げる視線と広い映像を確保して、"ぱんっ"というオノマトペ。何が乾いたの？と思ったら"薪"と着地する。言葉の誘導が非常に匠ですね。

最後まで読むと現場にワープしますね。"ぱんっ"には読者を追体験させるスイッチの効果を持っています！」と大絶賛。さらに「私はこれからピザを食べるたびに、この句を思い出すと思います！」とお褒めの言葉が止まらず。フジモンは「この２年半の間で一番うれしい！」と感極まっていた。

その後、梅沢も「祭果て開くや風の通り道」句で掲載決定を勝ち取り、句集完成まで残り４句。名句連発に夏井先生は「今日は本当にうれしいです！」と最後までニコニコしていた。

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さて、次回のお題は・・・