京都のアジサイの名所に異変が…“チョッキリ”切り落とした犯人とは?

京都市左京区にある「三千院」。国宝の「阿弥陀三尊像」のほか、青々と広がる苔庭など四季折々の絶景が楽しめることから、“東洋の宝石箱”としても知られる人気の観光スポットです。



なかでも今の時期に見ごろを迎えるアジサイは、50年ほど前から植え増やされ、辺り一面を埋め尽くすアジサイを目当てに毎年多くの人が訪れます。

■人気の観光名所で何が…

ところが今年は異変が。約3000株のアジサイのうち、今年は2割ほどしか咲いていないといいます。

アジサイは枯れているわけではなく…

(三千院 園部宏人さん)「茎の部分がチョッキリと切られている」

■犯人は「アジサイチョッキリ」

まさに“チョッキリ”切り落とされてしまっています。その犯人が…

(三千院 園部宏人さん)「アジサイチョッキリという、ゾウムシの一種。アジサイを特に好むということからアジサイチョッキリ」

三千院によりますと、その名も“アジサイチョッキリ”と呼ばれる「シロオビアカアシナガゾウムシ」が茎の中に卵を産み付ける際に栄養が残るようにつぼみを切り落とすということです。

これまでも被害はありましたが、ここまで大規模にチョッキリされるのは初めてだということです。

(来園者)
「もったいないですね。もっとすごいの見たかったです。せっかく初めて来たのに」

「きっともっと咲いてたらキレイでしょうね」
「ちょっとさみしいな」
「でもいろいろキレイでした。あちこちお花いっぱいで」

■「大事に大事に育ててきたけど…」

被害を受けて、京都バスが毎年アジサイが咲く時期に合わせて臨時で走らせている「あじさいバス」の運行を急きょ取りやめました。

(三千院 園部宏人さん)「大事に大事に育ててきたけど、自然には逆らえないというか、私たちも当たり前のように毎年咲いているアジサイに改めて感謝しないといけないなと」

思わぬ犯人に“チョッキリ”と切られてしまったアジサイ。
三千院は原因を究明し、再来年にはアジサイを復活させたいとしています。

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