◆磯村勇斗ら「ぼくほし」クランクアップ
本作は、臆病で学校嫌いなスクールロイヤーを主人公に、現代の学校が抱えるリアルな問題と、そこに通う生徒たちや先生の繊細な心情をあたたかな視点で描き、多くの視聴者から共感の声が寄せられてきた。
SNSでは「臆病な健治から頼りになる白鳥先生への成長が眩しかった」「元会長と副会長の強い信頼関係と友情がひしひしと伝わってきて涙なくしては見られなかった」「全てのセリフが響きすぎて一語一句書き出したい」「心が疲れてる時にとても沁みる」「わたしの幸いはどこにあるんだろうって考えさせられる」などさまざまな感想が寄せられた。
22日よる10時より放送される最終回では、健治が、過労や賞与減額など待遇を改善しない学校を訴えるという山田(平岩紙)を弁護することに。そんななか、濱ソラリス高校は卒業式を迎えるが、生徒たちは山田の様子がおかしいことに気が付いているようだった。そして、定年退職を迎えた誠司(光石研)が広津家にやって来て、健治と学校について話し合っていると、意外な人物たちが訪ねてくる。健治と尾碕、再びの対決の結末は。そして始まったばかりの、珠々との恋の行方は?
そんな「ぼくほし」の世界を彩った主演の磯村、そして堀田、稲垣ほか主要キャストがクランクアップ。5月にクランクインをし、約3カ月半の撮影期間を振り返るコメントが到着した。オールアップを迎えたのは神奈川県三浦海岸沿いの某所、おばあちゃんと健治が暮らす家。夜は深まり星空が輝きを増す中、磯村は最後のカットを撮り終えた。
スタッフから「夜空に輝く星のように、ひわんひわんと温かく、みんなを先導してくださった、我らが座長!白鳥健治役、磯村勇斗さん、オールアップです!」と告げられると、前日に先にクランクアップしていた堀田が花束を持ってサプライズ登場。
◆磯村勇斗コメント
撮影開始の頃から自分にプレッシャーをかけていたこともあって、まずは無事に全部撮り切ったという安心感があります。約3ヶ月半の撮影期間、みなさんとともに本当に暑い大変な夏を過ごしてきて、明日もまたこのままみんなと集まって監督のジョークを聞くのかなと思ったりしていてまだ実感がわかないです。とてもあたたかい現場で、こんなに幸せな現場ってあるんだろうかと思うくらい、役者にとって芝居に集中できる環境を作っていただきましたし、プロフェッショナルでクリエイティブな皆さんと同じ方向を見て、一緒に作り上げることができたんだろうなと感じています。本当に楽しくて幸せな時間を皆さんと過ごすことができ、僕の役者人生にとって宝物になりました。本当にありがとうございました。
◆堀田真由コメント
学園ものの作品はこれまでも出演させていただきましたが、高校の先生役は初めてで、立場上皆さんを引っ張っていかなければと思いながらも、生徒の皆さんにいろんなことを気付かせていただき、学びがあって、皆さんが私を先生にしてくれました。監督はしっかりとお芝居を見て、愛情のあるまなざしで見守ってくださいましたし、磯村さんはじめキャストの皆さんのお人柄が現場の色や表現に宿っているなと思っていて、穏やかで優しさが滲み出ている作品でご一緒できて光栄でした。珠々は見守ったり、受け止めたりする役柄で、皆さんが救い上げられる瞬間を何度も見てきたのですが、気が付けば私自身がこの作品に救われていました。珠々を通して、脚本の大森(美香)さんから言葉のプレゼントをいただけたような感覚です。皆さんとご一緒できたことが私の幸いでした!
◆平岩紙コメント
終わってしまうのが寂しいです。
◆市川実和子コメント
こんなにキラキラしたあたたかい作品に出会えて幸せでした。本当に暑い日々を皆さんと過ごしたことが何よりの思い出で、いつか走馬灯のように思い出すかもしれないです(笑)。本当にありがとうございました。
◆淵上泰史コメント
帰ってまいりました。7話で巌谷はいなくなるのかと思いきや、最終話で戻ってこられて本当にうれしかったです。実は脚本の大森さんにも「また出たいです」と伝えていました(笑)。41歳の夏の思い出にふさわしい、ステキなドラマに参加させていただき、本当にありがとうございました。
◆許豊凡(INI)コメント
今回本格的な演技のお仕事は初めてでしたが、磯村さん・市川さんと一緒にお仕事をさせていただいて、このチームでこのような素敵な経験をさせていただいて、初めてがこの作品で良かったなと思っています。
◆坂井真紀コメント
最終日はNGを出さないようにしようと思っていましたが、結局出してしまってムムスでした(笑)。大森さんのステキな脚本があって、スタッフ・キャストともに同じ方向を見ているように感じられる作品に参加できたことは、役者として、とても幸せな時間でした。ありがとうごいました。お疲れ様でした!
◆尾美としのりコメント
理事長(稲垣)と同じように、初日からセリフに追われ、今日は今日でNGを出したくなかったのですが、やっぱりムムスでした(笑)。ありがとうございました!
◆木野花コメント
すごく楽しく気軽に、あまり役作りや演技のことを考えなくても、自然と孫の健治を愛することができ、こんなんでいいのかというくらいに楽しく可乃子さんを生きられることができた気がします。それはひとえにスタッフの皆さんの空気づくりのおかげで、この歴史的な酷暑の夏に絶対負けないぞ、と現場の気持ちがひとつになった感じがありました。本当にステキな現場と芝居に出会えて幸せでしたし、こういう空気って画面にも出るんだと思いました。すごく良いドラマになっていますよね。とっても個性的で今までの学園ものとは一味違う作品になっているんだなと、それもすごく感動しました。とってもいい作品に出演させていただき感謝しています。
◆光石研コメント
みなさんこの酷暑の中、完走おめでとうございます。
◆稲垣吾郎コメント
お疲れ様でした。ステキな作品でみなさんとご一緒させていただけて本当に幸せでした。残りの撮影も頑張ってください。ありがとうございました!
◆最終回あらすじ
生活指導と演劇部顧問から外され、学校を訴えるという山田(平岩紙)に、健治(磯村勇斗)は裁判所が仲介し、話し合いで解決する労働審判を勧める。後日、残った私物を取りに学校を訪れた健治は、尾碕(稲垣吾郎)に屋上に呼び出され、21年前、健治の行動が原因で誠司(光石研)がへき地へ異動になったことを引き合いに、山田を手助けすることで健治が再び学校に不利益をもたらそうとしていると非難される。しかし、萎縮するどころか意外にも反論する姿勢を見せ、自ら山田の弁護人になることを決意する健治。迎えた卒業式、裁判所へ行く山田を迎えに健治が学校へ行くと、鷹野(日高由起刀)や斎藤(南琴奈)たち3年生は、健治との久々の再会を喜び、進路を報告する。しかし、健治が山田を伴い慌ただしく学校をあとにすると、生徒たちは2人の行き先が気になり…。
学校側と山田の和解が困難を極めるなか、定年退職を迎えた誠司は広津家にやって来て、久しぶりに家族で食事をすることに。健治と誠司が学校について話し合っていると、そこに意外な人物たちが訪ねてくる。
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