【モデルプレス=2025/09/26】女優の今田美桜が主演を務める連続テレビ小説「あんぱん」(NHK総合・毎週月~土あさ8時~ほか)の最終話(第130話)が、26日に放送された。ラストで流れたRADWIMPSによる主題歌「賜物」に反響が寄せられている。
<※ネタバレあり>

◆今田美桜ヒロイン朝ドラ「あんぱん」

朝ドラ第112作目となる本作は、国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかしと妻・小松暢がモデル。何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどり着くまでの人生を描いた愛と勇気の物語。主人公の柳井のぶを今田、のぶの夫の柳井嵩を北村匠海が演じた。

◆「あんぱん」最終回、主題歌「賜物」オーケストラバージョンが彩る

嵩が愛を込めて作り上げ、のぶが我が子のように大切にしてるアンパンマンは、子どもたちのヒーローになった。のぶは自分の人生に残された時間が長くないと知り、幼き頃から嵩の優しさに何度も救われたと感謝。「うちは世界一幸せもん」「うちのこの体は嵩の愛でいっぱいちや」と幸せを噛み締めた。

そして、のぶは嵩にボツになった方の歌詞で自分の1番好きな「アンパンマンのマーチ」を歌ってほしいとリクエスト。のぶは「命はいつか終わる。でもそれはすべての終わりやのうて受け継がれていく。アンパンマンの顔みたいに。やき、生きることは虚しいことやないがよ」と嵩が歌詞に込めた思いを理解し「うちのこの残りの命、嵩さんにあげるきね」と涙を流した。

それから5年後、奇跡が起きたのか、のぶは病気がすっかり治ったかのように元気に暮らす。
愛犬と駆け回り、嵩と一緒に取材も受け、子どもたちへの読み聞かせも続けた。のぶは嵩を囲んで一緒に「アンパンマンのマーチ」を歌う元気な子どもたちを嬉しそうに見つめ「アンパンマン やさしい君は いけ!みんなの夢 まもるため」と呟き涙を浮かべる。帰り道、のぶは「嵩さんはうちのアンパンマンや」と言って嵩と一緒に笑い、2人は手を繋いで歩いて行った。空にはアンパンマンの雲が浮かび、のぶと嵩の「ほいたらね」の挨拶で幕を閉じた。

◆主題歌「賜物」オーケストラバージョンに反響相次ぐ

最終回では、タイトルバックは流れず、ラスト4分あたりから主題歌「賜物」のオーケストラバージョンが流れた。ラストシーンに響いた歌詞「時が来ればお返しする命 この借り物を我が物顔で僕ら 愛でてみたり 諦めてみだりに思い出無造作に 詰め込んだり逃げ込んだり せっかくだから唯一で無二の詰め合わせにして返すとしよう」「あわよくばもう『いらない、あげる』なんて 呆れて 笑われるくらいの 命を生きよう 君と生きよう」が、愛と命について描いた最終回と重なった。

この演出に、視聴者からは「歌詞が物語に重なる」「粋なサプライズ演出」「オーケストラバージョン最高すぎる」「劇伴が涙を誘う」「歌詞が心に沁みる」「心が温かくなる最終回だったな」「最後で涙腺崩壊した」と反響が相次いでいる。(modelpress編集部)

情報:NHK

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