【モデルプレス=2024/04/23】女優の生見愛瑠が主演を務めるTBS系火曜ドラマ『くるり~誰が私と恋をした?~』(毎週火曜よる10時~)に出演している神尾楓珠(かみお・ふうじゅ/25)。モデルプレスのインタビューでは、演じるうえで難しかったことや、夢を叶える秘訣を語ってくれた。


◆生見愛瑠主演「くるり~誰が私と恋をした?~」

本作は、ある事故で記憶喪失になった主人公・緒方まこと(生見)が、手元に残された男性用の指輪を手掛かりに“恋の相手”と“本当の自分”を探していくラブコメミステリー。記憶を失くし困惑するまことの前に、指輪がぴたりとはまる年齢もタイプも異なる3人の男性が現れることで、謎が謎を呼ぶ恋の四角関係が幕を開ける。

神尾は自称“唯一の男友達”で元同僚の朝日結生役。瀬戸康史がまことの自称“元カレ”でフラワーショップの店員・西公太郎、宮世琉弥が自称“運命の相手”板垣律を演じる。

◆神尾楓珠「くる恋」で難しかったこと

― 出演が決まったときの心境を教えてください。

神尾:抜擢されたときはもちろん嬉しかったです。
朝日は会話をしている中で切ない表情を浮かべることが多いので、その感情の作り方が難しいと感じましたが、実際に放送を観て面白かったので自信になりました。

― 朝日を演じるうえでチャレンジしたことはありますか?

神尾:ここまでスーツを着る役は初めてなので新鮮です。ずっと背筋を伸ばしているので背筋がしんどいときはありますが、スーツを着るとピシッとします。あとは、朝日はブランケット男子(優しく包容力がある男性)として「表情を大きくしてほしい」と監督からの指示があったので、それも今までにないチャレンジでした。基本的には明るいキャラクターでいてほしいとも言われているのでそれは意識しています。

― 難しかったシーンは?

神尾:朝日は優しい雰囲気のキャラクターだったので、まことに対して自分の気持ちを告げるシーンはしっかりギャップを出すことが難しかったです。


◆神尾楓珠、役との共通点

― 役との共通点を教えてください。

神尾:記憶喪失のまことをサポートすることが多い朝日みたいに、僕も友達が悩んでいると多少無理をしてでも会いに行くのでそこが少し似ていると思います。

― 出演発表時のコメントで「誰かのために尽くすことが好きなタイプ」とおっしゃっていましたよね。

神尾:例えば友達と遠出するときは、基本僕が運転します。友達全員の家に迎えに行って、帰りも全員を送って帰ることがよくありますが、それが苦じゃなくて当たり前になっています。

◆神尾楓珠、生見愛瑠・瀬戸康史・宮世琉弥の印象

― 生見さんの印象を教えてください。


神尾:最初はバラエティの印象が強く、天真爛漫なイメージでした。もちろんこの現場でも明るく笑顔が多いですが、思っていたよりもしっかりしている印象を受けました。すごく周りを見てくれています。あとは、セリフ覚えが早いイメージです。あれだけ出演シーンが多いと苦労すると思うのですが、それでも周りに気を遣ったり、明るく振る舞ったりしているところがすごいです。

― 瀬戸さんと宮世さんはいかがですか?

神尾:瀬戸さんは結構お茶目な印象です。
真顔でボケを言われるので、最初はボケなのかどうか探っていました(笑)。今は「これがボケなんだ」と分かるようになったので、楽しく会話させていただいていますし、最初からコミュニケーションを取ってくださっていたので、すごくありがたかったです。声もすごく良いのでずるいです。

宮世さんは顔立ちも大人っぽいですし、落ち着いている雰囲気なのでクールな印象がありましたが、話してみるとすごく弟感が強くて、懐に入るのが上手で愛嬌がある人だと思いました。ミステリアスな顔立ちですが、笑ったときのギャップがすごい破壊力だと思います。

4人が揃ったときにバランスがすごく良いと感じるので、お芝居でもそれが出せるようにしたいです。


◆神尾楓珠「くる恋」現場で笑い止まらず

― 撮影現場の雰囲気はいかがですか?

神尾:和気あいあいとして、楽しい明るい現場です。今のところ生見さんと2人のシーンが多いですが、すごく楽しく柔らかい雰囲気で進んでいます。

― 具体的にどんなお話をされるんですか?

神尾:丸山礼さんがミニコントみたいなことを自然と始めるんです。それに全員で一生笑っていて、こらえるのが大変でした(笑)。誰も止めないからずっと続けていて、瀬戸さんは一緒になってやっていましたが、僕にその勇気はなかったです。全員が集まるシーンは丸山さんのおかげで楽しくなっていると思います。


― 神尾さん流の距離の縮め方はありますか?

神尾:一緒に撮影している方が楽な気持ちになってもらえたら良いなと思うので、自分が自然体でいることを意識しています。

◆神尾楓珠の夢を叶える秘訣

― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そういった読者に向けて、神尾さんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。

神尾:夢を叶えたことがないですからね…。

― 今、夢のためにやっていることはありますか?

神尾:しっかり自分と向き合うことはすごく大切な気がします。自分のできないことから目を逸らさないようにできたら良いんじゃないかなと。目を逸らしてしまっている部分もあるんですが、それができたら成長できると思います。

― では、今の夢は?

神尾:楽しく仕事をすること。叶えられていない訳ではないですが、もっと楽しめるんじゃないかなという気持ちがあります。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

◆神尾楓珠(かみお・ふうじゅ)プロフィール

1999年1月21日生まれ、東京都出身。『24時間テレビ』ドラマスペシャル『母さん、俺は大丈夫』(2015/日本テレビ系)で俳優デビュー。主な出演作はドラマ『監獄のお姫さま』(2017/TBS系)、『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(2019/日本テレビ系)、『顔だけ先生』(2021/東海テレビ・フジテレビ系)、『真夏のシンデレラ』(2023/フジテレビ系)、『いちばんすきな花』(2023/フジテレビ系)、映画『彼女が好きなものは』(2021)、『20歳のソウル』(2022)、『カラダ探し』(2022)など。

◆「くるり~誰が私と恋をした?~」第3話あらすじ

指輪職人への道を歩み始め、やる気をみなぎらせていたまこと(生見愛瑠)だったが、自分が想像以上に不器用だということに気付かされ落ち込んでいた。いくら練習しても失敗作の山が積み上がっていくだけで、一向に上達しない。寝食も忘れて必死にリングを叩くまことだったが、指輪職人の杏璃(ともさかりえ)から「作業が雑になっているから休むように」と告げられてしまう。

そんな中、公太郎(瀬戸康史)のフラワーショップを訪れたまことは、自分のうまくいかない状況を相談する。公太郎は、「下手なヤツが食事も取らないでやってても、下手に磨きがかかるだけ」と声をかける。公太郎と話すうち、まことは記憶を取り戻すきっかけになるかもしれないと、自分が転落した場所に行くことを決意。心配する公太郎と一緒に事故現場に赴くと、そこになぜか朝日(神尾楓珠)が現れて…?

一方、律(宮世琉弥)はまことに会うためにリングショップを訪れる。ここで働いていることを知らないはずの律の来店に怯えるまことだったが、まことのリングが律の指にもぴったりとはまることが判明。公太郎、朝日、そして律。指輪がぴったりとはまる男性が3人もいることに、まことは困惑し…?

そして、律の狙いが見えてきて…

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