【モデルプレス=2024/05/08】8日に「第49回菊田一夫演劇賞」の大賞、演劇賞および特別賞が発表された。

◆「第49回菊田一夫演劇賞」演劇大賞は「ラグタイム」

同賞は、劇作家・菊田一夫氏の業績を永く伝えるとともに、菊田氏の念願であった演劇の発展の一助として、大衆演劇の舞台ですぐれた業績を示した芸術家を表彰する賞。
演劇大賞は、「ラグタイム」の高い舞台成果に対して「ラグタイム」上演関係者一同に決定した。

「ラグタイム」は20世紀初頭、アメリカの移民の約9割がやって来たといわれる激動の時代のニューヨークを舞台に、ユダヤ人、黒人、白人の3つの家族が、差別や偏見に満ちた世界を変えていこうとする群像劇。石丸幹二井上芳雄安蘭けいが物語の中心を担った。

柿澤勇人宮澤エマら、菊田一夫演劇賞受賞

菊田一夫演劇賞は「スクールオブロック」のデューイ・フィン役、「オデッサ」の青年役を演じた柿澤勇人、「ラビット・ホール」のベッカ役、「オデッサ」の警部役を演じた宮澤エマ、「のだめカンタービレ」の千秋真一役、「赤と黒」のジュリアン・ソレル役、「千と千尋の神隠し」のハク役を演じた三浦宏規、「チャーリーとチョコレート工場」「町田くんの世界」の演出の成果に対してウォーリー木下に贈られた。

さらに、永年のミュージカルの舞台における功績に対して前田美波里が菊田一夫演劇賞特別賞を受賞した。

なお、授賞式は6月6日に都内会場にて執り行われる予定となっている。
(modelpress編集部)

【Not Sponsored 記事】