【モデルプレス=2025/08/28】女優の上野樹里が28日、都内で開催されたミュージカル「『のだめカンタービレ』シンフォニックコンサート!」製作発表会見に出席。夫であるロックバンド・TRICERATOPSのボーカル・和田唱が手掛ける音楽について明かした。


◆上野樹里「のだめ」ミュージカルは「凄いコンサートになる」

本作は、二ノ宮知子による人気コミックのミュージカル版。のだめこと野田恵(上野)と周囲の人々が織りなす音楽ドラマを、フルオーケストラによるアリーナコンサートとともに届ける。なお、劇中の音楽は上野の夫でミュージシャンの和田が担当する。この日は共演する三浦宏規、松島勇之介、有澤樟太郎高橋健介、華優希、清水美依紗、大久保祥太郎、竹内將人、なだぎ武竹中直人、そしてゲストピアニストの石井琢磨も出席していた。

今回は台湾での海外公演にも挑む上野は「台湾の皆さんが、すごく待ちわびてくださっているんだっていうのが、まずとても嬉しいですし、それから千秋先輩の彼女として初の凱旋講演で日本にもその後にやって来るので。ぜひよかったら見に来てください!ありがとうございます!」と笑顔を見せた。

フルオーケストラでのアリーナコンサートを行うことについては「『のだめ』のオーケストラのコンサートを未だにされているっていうのは知ってたんですけれども。それでみんな役者も集まるって、なんてすごい豪華なライブなんだと。今回は千秋先輩の指揮もあって。昨日初めてみんな通しの稽古で初めて見たんですけど、いつの間にあんなに練習してたの!?って。見せないんですよね。そういう努力をね。
さらっと、ぱっとしてるけど、すっごい!すっごい本物の指揮で」と千秋真一役の三浦を称賛。「しかも映像とは違ってノーカットだし。ブラームスもあるし、ベト7(ベートーヴェン/交響曲第7番)も。すごいですよ。めちゃめちゃ難しいと思うんですよ。でも、やっぱり動きがすごく綺麗だし、『こうやってのだめは千秋先輩の背中を見て音楽を浴びてきたんだ』っていうのを、皆さんに体感していただける。これはフィクションなのかノンフィクションなのか。目の前で起こっているライブという、この場でしか楽しめない、ミュージカルとはまた別の臨場感とかがあると思うので。凄いコンサートになると思います」と見どころを語った。

◆上野樹里、夫・和田唱の手掛ける音楽絶賛され笑顔

ミルヒ・ホルスタイン=ミルヒーこと、フランツ・フォン・シュトレーゼマンを演じる竹中は、和田による音楽を絶賛し、これを聞いた上野は「唱さんも喜びます。竹中さんがそうやって言っていただいて。唱さんにそうやって伝えると、『とても嬉しいね』って言ってます」と笑顔。
初めてミュージカルに携わった和田は、タイトなスケジュールの中で50曲ほどを制作したと紹介し「それぞれのキャラクターに当てはめて、そのシーンに当てはめて。いろんなジャンルの音楽をミックスして融合させていくっていう、初めての挑戦だったとは思うんです」と労いながら「その中で自分も俳優として携わってお仕事ができていることが、なかなかない経験をさせていただいている」と夫とのタッグ実現を楽しんでいる様子だった。

また、新しくキャラクターのための楽曲も作られたとしたうえで「ジャンルレスで、クラシックから全部入っているので。のだめの世界を知らない方でも、初めて見に来た方でも楽しめる。どんなストーリーで、どういうお話しなのかっていうのも、しっかりと知ることもできますし、音楽も楽しむことができると思います」と力説し「温かさで包まれるような、そんな素敵な音楽の時間になったらいいなと思います」とも話していた。

◆上野樹里、夫・和田唱の前でのパフォーマンスは「緊張しちゃいますけど(笑)」

会見後の囲み取材で、『のだめ』との出会いによる変化を問われた上野は、これまでに出会ったピアニストたちから『のだめ』を見ていたことを聞いているとしたうえで「そういう風にして、とにかくたくさんの人に『のだめ』を通して音楽の楽しさとかを伝えていけたっていうのは、自分自身にもとっても良い経験になりました」と笑顔。そして「夫も音楽をやっている方で。基本的にはロックとかですけれども、ミュージカルがもともと大好きな方でもあるので」「家でも、そういう音楽的な時間とかも過ごしていますし、音楽っていうものが自分にとってもすごく大きな存在だなっていう風に思います」と明かした。

和田の前でパフォーマンスすることについては「緊張しちゃいますけど(笑)。普段は夫が歌っている姿を、私が客席で立ち上がってノリノリで聞いている側なのに、今度は自分がどれだけ楽しませられるんだろう?って。そっちの道のプロではないですけれども、みんなが楽しみにしてくれているので、とっても素敵なコンサートになるように、自分も精いっぱい歌を歌いたいと思います」と笑顔を見せていた。(modelpress編集部)

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