◆ニール・サイモンが描く青春のきらめき 36年ぶり上演「ブロードウェイ・バウンド」
長年ブロードウェイの第一線で活躍したコメディ作家、ニール・サイモンが残した“B・B三部作”の完結編「ブロードウェイ・バウンド」が、PARCO劇場で36年ぶりに上演される。
本作の主演を務める佐藤は、2021年の前作「ブライトン・ビーチ回顧録」に続き、再びユージンを演じる。前作上演当時は、実年齢の24歳より10歳年下の14歳の男の子役だったが、青年へと成長したユージンを佐藤がどのように表現するのか。観客の期待が高まっている。
ユージンの家族は前作から続投する松下由樹、入野自由、神保悟志が再び集結。さらに叔母・ブランチには小島聖、祖父・ベンには浅野和之と、実力派キャストが新たに加わり、盤石の布陣が揃った。
◆成長したユージン演じる佐藤勝利の覚悟と熱量
前作から年月が経ち、青年へと成長したユージンを演じる佐藤。持ち前の繊細な表現力と豊かな感情で、ユージンというキャラクターに新たな息吹を吹き込む。前作でユージンという役と真摯に向き合ったからこそ、今作への想いはより一層深いものがあるだろう。
「ブロードウェイ・バウンド」は、夢に向かって突き進むことの難しさや、それでも諦めないことの尊さを描いている。ユージンが抱える家族への愛情と失望、そして夢への葛藤は、多くの人が共感する普遍的なテーマだ。
佐藤がの演じるユージンは、単なる成長物語ではない。
なお、9月4日(木)~28日(日)まで東京・PARCO劇場、10月2日(木)~13日(月)まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて上演される。(modelpress編集部)
◆「ブロードウェイ・バウンド」ストーリー
第二次世界大戦が終わって間もないニューヨーク・ブルックリン。いつかブロードウェイに出てコメディ作家になることを夢見ているユージンと兄のスタンリー。2人は、結婚生活に問題を抱える両親と祖父とともに暮らしている。
ある日、スタンリーがラジオのコントの台本書きの仕事を持ち帰ってくる。両親のいさかいが聞こえてくる家で、徹夜で台本を書き上げた2人。いよいよそのコントがラジオで放送される日がやって来た…。
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