フリーアナウンサーの田中みな実(28)が、13日放送の『旅ずきんちゃん』(TBS系)に出演した。

 今回の番組では、東京から国道1号線をひたすら西へタクシーで走る「タクシー10万円の旅」を放送。

乗り降りは自由で、メーターが10万円になったところでロケが終了するという企画だ。今年3月に第1弾が放送され、今回はその時のゴール地点でもあった静岡県浜松市がスタート地点となった。

 田中のほかには、番組のメーンMCでもある大久保佳代子(44)、女芸人のキンタロー。(33)、そしてお笑いコンビドランクドラゴン鈴木拓(39)が参加。芸人に囲まれるカタチとなった田中だが、開始早々から「夏休みみたい! 楽しみ~」と、周囲の反応など構わないといった感じで誰よりもはしゃぐのだった。


 田中のマイペースぶりはその後も続き、昼食に立ち寄ったレストランでも、メンバーらが生ビールを頼む中、ひとりだけ「可愛い~」と言いながらマンゴープリンを注文。さらにタクシーが海沿いを走れば「きゃー! 海!」とテンション高く叫び、わざわざ車を止めて海をバックに鈴木に写真を撮らせる。しまいには、喉が渇いたと言って「海の見えるコンビニに行きたい」と、タクシーの運転手を困らせるのだった。そんな田中の態度を目の当たりにした鈴木は、「親の頭をひっぱたいてやりたい」と苦々しく吐き捨てていた。

 それでも田中のテンションは変わらず。番組の終盤で、いきなり「今日、ずっと思ってたんですけど拓さん(鈴木)の声が好きです」と発言して鈴木を困惑させたかと思えば、ローラ(25)や芹那(30)の物まねをして、まっとりとした空気の流れる車内を自分なりに盛り上げようとした。


 そんな田中の頑張りに触発されたのか、大久保は「セクシーなモノで"しりとり"をしよう」と提案。色っぽい雰囲気を感じる単語という縛りでしりとりゲームをすることになったのだが、そこで田中は周囲を唖然とさせる発言をしてしまったのだ。

 大久保の「おっぱい」という、あまりにもシンプルな言葉からスタートしたセクシーしりとり。続くキンタロー。が少しの間をおいて大人の色気を醸し出す女優として「井川遥」と回答すると、田中はかなり長い間考えた末に「かりんとう」とつぶやいたのだった。田中がかりんとうにどんなセクシーさを感じているのかは不明だが、その言い方や身振りを見る限り、男性の大事なところを連想しているらしい。


 これに対して大久保が、「いいね、センスある。レベル高いよ」とイジると田中は思わず赤面。これまでのハイテンションがウソのように黙ってしまい、そのままセクシーしりとりも終了してしまった。ちなみに今回の放送は前編で、約4万円分を走行した愛知県弥富市付近で「後半へ続く」のテロップが出ることとなった。

「相変わらず周囲の人をイラッとさせるぶりっ子キャラを披露していた田中さんですが、トークでは常に中心にいて誰よりも多くの笑いを生んでいた印象もあります。もともと大久保さんや鈴木さんなどは、イジられることで良さを発揮するタイプともいえますから、そうしたことも関係しているのでしょうが、芸人さんに囲まれながらきっちりと存在感をアピールしていたのはさすがといえそうです。
『かりんとう』を下ネタのように呟く姿は可愛らしくもあり、ピュアな印象を抱いた視聴者もいたのでは」(芸能ライター)

 昨年TBSを退社し、フリー転向後初のレギュラーとなった『ザワつく!? ウィークエンドTV ニュースな晩餐会』(フジテレビ系)が9月で終了する田中。決して万人ウケするタイプではないため、今後の活動を不安視する向きもあるが、10月からは加藤浩次(46)と共に同局の新番組『となりの実話TV カミングアウト!』(仮)でMCを務める。芸人らに囲まれても"らしさ"を貫く田中は今後も一定の需要が続くのかもしれない。
(文=kamei)