新潟県は、毒性が強く緊急対処が必要な特定外来生物に指定されている“ヒアリ”が新潟東港で見つかったと発表しました。県内での確認は今回が初めてです。

赤っぽくツヤがある体が特徴のアリ。新潟東港で見つかった“ヒアリ”です。

県によりますと9月26日、環境省が新潟東港の西埠頭で毎年実施しているヒアリの侵入調査の中で、調査業者がコンテナヤード上の舗装の継ぎ目から出入りする約20匹のアリを確認。

ヒアリであることが疑われることから、環境省は専門家による分析を行っていました。

その分析結果が29日判明し、環境省から依頼を受けた専門家がヒアリであることを確認したということです。

県内でのヒアリの確認は今回が初めてです。

ヒアリは『要緊急対処特定外来生物』に指定されていて、刺されるとやけどのような激しい痛みを伴い、強い毒性によるアレルギー反応で死に至ることもあります。

環境省や県は周辺に殺虫餌を設置するなど防除対策を講じるとともに、引き続き、調査を進めていて、県民に対してはヒアリと疑われるアリを発見した場合は、市町村や保健所へ連絡するよう呼びかけています。

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