米国の元“子役スター”エヴァン・エリングソンが死去した。35歳だった。


映画「私の中のあなた」やドラマ「CSI:マイアミ」への出演で知られるエヴァンが、11月5日、米カリフォルニア州フォンタナの自宅の寝室で死亡しているのが発見された。死因は明らかにされていない。

エヴァンの父マイケルさんは、エヴァンは過去に薬物中毒と闘っており、最近はかなり良くなっていたため、家族はショックを受けていると米ゴシップサイト・TMZに語っている。

ここ10年間は俳優として作品に出演していなかったものの、エヴァンは子役スターとしてキャリア初期に大きな成功を収め、「マッドTV!」「ジェネラル・ホスピタル」「BONES -骨は語る-」「24 -TWENTY FOUR-」など数々の有名ドラマで脇役を演じたほか、2007年の「CSI:マイアミ」でカイル・ハーモン役を務め、2009年の「私の中のあなた」ではキャメロン・ディアスやアレック・ボールドウィンと共演した。

2009年にエヴァンは、スターダムにのし上がったことについて、フィリピン・スター紙にこう語っていた。

「友人たちと同じような(子供時代の)経験をしたことはない」
「友達ともっと一緒にいる時間はなかった。
でも、僕の子供時代はクールだったよ。自分の好きなことをするのに忙しかった。早くから演技への情熱を見つけられたから、後悔はなかった」

今回の訃報を受け、「私の中のあなた」で共演したアビゲイル・ブレスリンは、エヴァンについて、「親切で、面白く、非常に才能のある人間」「真に思慮深い人」で、撮影現場では「パーティの中心人物」であったことをインスタグラムに綴り、知り合えたことに感謝の気持ちと追悼の意を表した。