フロントスポイラーは、ターボ用の吸気ダクトが付いた2000インタークーラーターボRS・Xの物へと交換。DR30を知り尽くしたオーナーならではのチョイスだ。サーキット走行用に、ノーマル風のルックを崩すことなく牽引フックを装備。
あまり良い程度ではなかったが、フルノーマルの無改造車でサビも少なく、ワンオーナー車という履歴の良さもあって、オーナーは久々にDR30の購入を決意する。
「見た目はノーマル」がコンセプトだが、ボディサイドにはこのクルマの素性が分かるちょっとしたお遊びが施してある。
いままで散々改造車に乗ってきた経験から、つぎに買うDR30は未改造車と決めていた。すでに改造されたクルマでは、その車体の正確なコンディションの把握が難しく、その後のチューニングにも影響すると考えたからだ。
牽引フックは前後共にワンオフした。
だからクルマとして素に近い未改造車で、なおかつ人気のないNAエンジン搭載車の4ドアということで価格も安かったこのDR30は、服部さんの4台目の愛車となる条件をすべて満たしていたのだ。
マフラーは「主治医」である久松さんが手掛けたワンオフ製作したもの。オールステンレス製で、吸排気チューンが施されたFJ20型の快音がここから奏でられる。
掲載:ノスタルジックスピード 2013年7月 Vol.001 (記事中の内容はすべて掲載当時のものです)