▶︎すべての画像を見るモデル、マーシーこと三浦理志といえば海のすぐそば、湘南・辻堂で暮らす生粋のサーファー&オーシャンラバー。リアルなパーソナリティに根ざしたその着こなしはオーシャンズでも絶大な人気だ。
元祖・海男によるマーシーカジュアル、誕生と変遷を見ながら、その神髄に迫る。
2009年12月号オーシャンズ本誌初登場を飾った装い注目はデニムと“愛嬌”!?
全身ポロ ラルフ ローレン。上品なケーブルニットにブルーデニムを合わせて、横縞のスクールマフラーをアクセントに。しっかり色落ちしたワイドなデニムと、どこか愛嬌のある印象に現在のマーシーカジュアルの“薫り”がある。
2012年8月号・11月号ボードショーツブームの始まりを告げた瞬間
サーファーが波乗りではくボードショーツを街に持ち込む。そんなセンセーションを巻き起こすきっかけとなった’12年8月号。合言葉は“いつもの服に合わせるだけ”だ。そして足元の「ヴァンズ」は季節を問わず“お約束”とした。
2013年6月号「快適さ」を重視しながら「明るい色」を積極採用!
「快適さ」はマーシーカジュアルの極意のひとつ。気持ちのいい清涼感で暑さをものともしないサマーニットを切り札とした2013年の夏。陽射しに映える「明るい色」が海男のシンボルカラーになると確信した夏でもある。--{}--
2014年8月号南の楽園で再認識した海男の必須ワードローブ
本誌取材班と初めてハワイに上陸。海男の聖地ともいえるこの場所でマーシー曰く「ボードショーツの実用性を再認識した」とのこと。
ビーチサンダル、ボーダー柄やネオンイエローの採用も彼のエッセンシャルとなった。
2015年10月号「ワンマイル」に込めたマーシーカジュアルの本質
マーシーカジュアルの本質を語る言葉として使用した「ワンマイルウェア」。自宅から“すぐその辺”までのエリアで着ていくくらい「肩肘張らないラクな服」という意味だ。その筆頭格として、冬のスウェットパンツを提案した。
2016年7月号色褪せたブルーデニムと「SURF」が秘める引力
太陽や海水、潮風に晒されて色褪せる。色落ちデニムに“海”を感じるのは、そんな物語を背景に想像するからだ。そして合わせたTシャツの胸にある言葉。「SURF」の4文字があるだけで、途端にムードが漂うから不思議である。--{}--
2018年4月号・8月号何度でも断言しよう!「明るい色って最高だ」
春夏秋冬、インナーとアウターを問わず「明るい色」はマーシーカジュアルに不可欠。同じ看板モデルのユースケこと平山祐介さんの装いと比較しても一目瞭然だ。そんな“魔法の色”の力を、本人はまたもやハワイで実感したそう。
2019年11月号サーフファッションの過去と現在が交錯する
サーフカルチャーの歴史に敬意を払いつつ、時代に合わせて再解釈して楽しむのがマーシーカジュアルの神髄。 ’70年代に一世を風靡したベルボトムを題材に提案したサンダルに似合う「サンダルカット」は今でも気分とか。
2021年7月号海男のキーアイテムをただシンプルに楽しむ
フェイド感のあるイエローのTシャツに、’70年代の薫りを残したコーデュロイショーツ。アクセサリー感覚のチェックシャツを腰に巻いて、胸ポケにはサングラスを。原点に返ったような潔いこのムードが今夏も継続中という。
マーシーの海カジ13年の歴史を振り返ってみた
ベーシックな着こなしの中に絶妙なリラックス感とこなれ感を演出するマーシーカジュアル。その神髄に迫るべく、実に13年分のバックナンバーを読み返してみた。わかったことを簡単にまとめておく。まず、マーシーカジュアルの軸は“海を感じる服”で構成される。海をルーツとするブランドの服、または海を連想する明るい色や「SURF」のレタード、パームツリー柄などを配した服が象徴的だ。そして、ヴァンズのスニーカーやビルケンシュトックのサンダルを筆頭とする“ユニフォーム的存在”も見逃せない。最後に「着心地の追求」も重要事項。スウェットパンツ、デニムであればゆったりしたシルエットのものが理想だ。これらのキーワードを絶対に押さえておくべし。