「世界でいちばん模倣されたデザイン」とも言われているブルックス ブラザーズのポロカラーシャツ。
いわゆるボタンダウンのシャツなんだけど、ブルックスがこれをなぜポロカラーと呼ぶのかといえば、ポロ競技の選手がプレー中に襟がぴらぴらしないようにするためにつけた襟先のボタンにインスパイアされてつくったからで、1896年の誕生から、それはそれは多くの男に愛されてきた銘品である。
具体的な例をあげれば、あのアンディ・ウォーホルは初めてのギャラで100枚まとめ買いしたとか、ジャンニ・アニェッリはニューヨークに来るたびにダース買いしてたとか、枚挙に暇なし。

そのコレクションにまた、人に言いたくなる逸話を持った一枚がある。それがこれ。名前は「ファンシャツ」。
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クレイジーパターンで仕上げられたこちらは、ブルックスのファクトリーの職人たちが、シャツ生地の端材を自由に組み合わせて作ったのが始まり。もとは新人の縫製練習だったというが、そのときどきで使える端材は違うし、せっかくだからと組み合わせもこだわりたくなるし、仕上がりはどれも個性的。あくまで“練習の結果”としてファクトリーにあったそれを見た当時(1970年代)の副社長が「楽しいシャツだね!」と商品化を決めたというものなのだ。


そんな誕生のストーリーを知れば、なんだかこちらの気分もファンになる。
春夏はリネンやシアサッカーなど、季節の素材で仕立てた快適な一枚を選んで、ファンな休日を過ごしたい。
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ブルックス ブラザーズ ジャパン
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