「世界でいちばん模倣されたデザイン」とも言われているブルックス ブラザーズのポロカラーシャツ。

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いわゆるボタンダウンのシャツなんだけど、ブルックスがこれをなぜポロカラーと呼ぶのかといえば、ポロ競技の選手がプレー中に襟がぴらぴらしないようにするためにつけた襟先のボタンにインスパイアされてつくったからで、1896年の誕生から、それはそれは多くの男に愛されてきた銘品である。

具体的な例をあげれば、あのアンディ・ウォーホルは初めてのギャラで100枚まとめ買いしたとか、ジャンニ・アニェッリはニューヨークに来るたびにダース買いしてたとか、枚挙に暇なし。

大人のシャツコーデに、クレイジーではなくファンなブルックスを
昨年開催された、ブルックス ブラザーズ創業200周年記念のエキシビションでは、ウォーホルのポートレイトも展示された。バスローブの中にはポロカラーシャツを着ている。

そのコレクションにまた、人に言いたくなる逸話を持った一枚がある。それがこれ。名前は「ファンシャツ」。

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クレイジーではなくファンなワケ

大人のシャツコーデに、クレイジーではなくファンなブルックスを
右はリネンの、左はシアサッカーのクレイジーパターンの「ファンシャツ」。右●1万6000円、左●1万3000円/ともにブルックス ブラザーズ(ブルックス ブラザーズ ジャパン 0120-185-718)

クレイジーパターンで仕上げられたこちらは、ブルックスのファクトリーの職人たちが、シャツ生地の端材を自由に組み合わせて作ったのが始まり。もとは新人の縫製練習だったというが、そのときどきで使える端材は違うし、せっかくだからと組み合わせもこだわりたくなるし、仕上がりはどれも個性的。あくまで“練習の結果”としてファクトリーにあったそれを見た当時(1970年代)の副社長が「楽しいシャツだね!」と商品化を決めたというものなのだ。

大人のシャツコーデに、クレイジーではなくファンなブルックスを

大人のシャツコーデに、クレイジーではなくファンなブルックスを

そんな誕生のストーリーを知れば、なんだかこちらの気分もファンになる。

春夏はリネンやシアサッカーなど、季節の素材で仕立てた快適な一枚を選んで、ファンな休日を過ごしたい。

[問い合わせ]
ブルックス ブラザーズ ジャパン
0120-185-718

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