「ご近所アウトドアに『ライト・キャンプ・ギア』」とは……
キャンプの魅力は、何物にも代え難い。あの大自然の開放感を味わえるのであれば、荷物の持ち運びや設営の手間は取るに足らない。
ぶっちゃけ、持ち運びは楽がいいし、準備にも手間取りたくない。そんなライト・キャンプに最適なギアも、モンベルでディグればザクザク見つかる。
①ベテランもビギナーも唸る超軽量タープ
お手軽なデイキャンプなら、テントよりもタープがちょうどいいかもしれない。こちらはポールを立て、隅々をロープで固定するだけで設置完了。なんともシンプルな作りは、アウトドアビギナーにもおあつらえ向きだ。
何より素敵なのは、生地に使用した軽量性と耐久性を両立させた新開発のナイロン。
ランタンなどを吊るせるループが付いているのもうれしい。庭遊びでもどんどん使っちゃおう。
②ワンからゼロに進化した、ヘリノックスの銘品
アウトドア好きなら誰もが耳にしたことがあるだろう。圧巻の軽さを誇りつつ、吊り下げ式シートにより座り心地も抜群……ヘリノックスが誇る名作“チェアワン”の名を。能力の高さは数々の受賞歴で実証済み。
こちらは“先代”自慢の快適な座り心地をしっかり引き継ぎながら、より軽さを追求して完成した、その名も“チェアゼロ”。シートに取り入れたのは、薄手ながら耐久性も十分なポリエステル・リップストップ。フレームは合金加工のリーディングカンパニーであり、ヘリノックスが立ち上げたDAC社が開発した、超軽量な合金製ポールだ。
結果、ポールの厚みを抑えながら外使いでバッチリな耐久性を実装。その軽さはなんと500mlのペットボトル1本分相当の510g! 眉唾と勘ぐるなら、試しにどうぞ。
③板じゃないのにイタについたテーブル
前述のチェアワンシリーズのひとつ、テーブルワン。こちらもDAC社が開発した、高い剛性と柔軟性を併せ持つ超軽量合金製ポールのフレームを採用している。
ユニークなのは天面。通常であれば、プラスチック製やアルミ製の板を用いるのが一般的だが、こちらはなんと屈強なナイロン生地。一見、強度や安定感に不安を覚えそうだが、フレームのテンションを活かしながら張りをしっかりと保っているため、実際に使ってみると扱いやすく、頼もしい。
ドリンクは備え付けのカップホルダーが、料理やその他の道具は計50kg(!)もの重さにも耐えうる天面が受け止めてくれる。にも関わらず、総重量はわずか690g。
④設営もイージーで寝心地もいーぜ
ソロキャンパーも増加中の今、俄然注目を集めているのがハンモック。誰もが存在は知っているけれど、まだ未経験の大人も多いはずだ。
720gと軽量なうえに設営がこのうえなくイージーなこのアイテム。支柱となる木へ簡単に取り付けられるツリーストラップは、木の太さに合わせて自在に長さを調節でき、ロック付きのカラビナでしっかりと固定できる。
使用時に小物入れにもなる収納ポケットも便利。
⑤“ボックス”じゃないから持ち運びも簡単
飲み物や食材を冷やすためにはクーラーボックスが必要だ。そう、普通は“ボックス”である。でも、コチラはなんと、カドの取れた“バッグ”。
でも心配は無用だ。断熱材には発砲ポリエチレンとエアクッションを使用。折り返し部分に使った2本のテープが隙間をしっかりと塞ぎ、生地の接着面は縫製ではなくウェルダー(熱溶着)加工を施しているので機密性も高い。保冷・保温効果は折り紙付きである。
500ml缶を4本、500mlのペットボトルなら3本を収納する容量もライト・キャンプにはちょうどいい。しかも、使い終わったら折りたたんでバッグに詰め込めばいいので、帰り道にかさばる心配もなし。重さは375gだから邪魔になることなどまずない。
計5アイテムの総重量は2795g。仕事で持ち歩くバッグより軽いという人も多いだろう。持ち運びもノンストレスなこんなアイテムたちなら、家に帰るまでず~っと笑顔でいられるはずだ。
「ご近所アウトドアに『ライト・キャンプ・ギア』」とは……心がけたいのは「#StaySafe」な遊び。遠出はできなくても、庭や近場の公園でキブンはしっかり盛り上げたい。そんなご近所アウトドアがグッと楽しくなる、ライトな感覚の使えるキャンプギア集。
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菊地 亮=文