“ちょっとコンビニまで”のゆるっと楽ちん、ワンマイルスタイル。それがいつの間にか、“部屋着そのまま”になってはいないだろうか。
そこで「ワンマイルとはいえ、家の外」と警鐘を鳴らすスタイリスト・新居由梨さんが、ワンマイルスタイルの極意を伝授! オーシャンズ読者に手ほどきしてもらった。
「上下スウェットでいくなら柄の力を借りましょう」
「王道のグレーのスウェット上下をお洒落にこなすなら、存在感のある柄に頼りましょう。例えば、アメカジ感たっぷりのバンダナ柄のパッチワークが楽しいジャケットを。とってもチャーミングです♡」(新居)。
渡辺紀之さん Age 41 の感想
「西海岸っぽいカジュアルが好きだった20代を思い出しました。懐かしさと新鮮さがどちらも味わえるっていいですね」。
「ただ大きい服より考えられたオーバーサイズを」

「ビッグシルエットを取り入れるなら、サイズアップして着るよりも、初めから大きくデザインされたものを。その意味で、おすすめしたいのがディセンダントのパーカ。着丈に対して身頃や腕が太く、肩も落ちる独特のパターンです。パンツはあえて色を合わせずクリーンな白を選んだのもポイントです」(新居)。

守 真史さん Age 38 の感想
「フリーランスという仕事柄、平日もカジュアルなので、普段着の延長で取り入れられました。ラクなのに洒落ていますよね」。
「羽織りものと足元でキレイめ感を薫らせて」

「ステンカラーコートとスリッポン感覚で履けるローファーを使って、スウェットコーデをブラッシュアップしました。グレースウェットにも効果的ですが、上下黒ならますます上品に見えますよ」(新居)。
江口真吾さん Age 36 の感想
「シューズとコート、この2点だけでスウェットの印象が変わるとは驚き。
「ぜひお試しあれ、上質レザーの高級感」

「最後に、スウェットパンツ姿に色気すら漂わせてくれるテクニックを。それが上質なレザーの主役使いで、ここではシャツでインしました。女性好みの柔らかいベージュ系だと上品さが際立ちますよ」(新居)。

上島 亨さん Age 40 の感想
「ちょっとした外食時にも良さそうなしっかり感のあるスタイル。スウェットならご飯のあとでも窮屈じゃないですもんね(笑)」。

新居由梨(あらいゆり)●大手セレクトショップのPRを担当し、退職後はファッションエディター・スタイリストとして活躍する。そのヘルシーで上品なスタイリングは、女性からの支持が厚い。レディスブランド、ザ・ニューハウスのディレクターも務める。instagram@yuri_arai
比嘉研一郎=写真 勝間亮平=ヘアメイク 今野 壘=文