サーフィンの魅力は“やる”だけにあらず。サーフなムードを“着る”楽しみもある。
「ポロ ラルフ ローレン」
サーフを感じる服ならば、アメトラの雄が作る永遠の定番にもフォーカスしておきたい。1972年の登場以来、ロングセラーを誇るポロシャツも吸水性の高いパイル地で海仕様に。
スラブコットンの霜降り具合が絶妙なペールトーンのポケTや、エメラルドカラーのスイムショーツはレトロな色使いが夏のファッションをさらにを盛り上げてくれる。これらは、夏の三種の神器と言っても過言ではないだろう。
「カサブランカ」
こちらはシャラフ・タジェル氏によって2019年に設立されたパリの新鋭、カサブランカのもの。ブランド名は幼少期まで過ごしたモロッコの都市、カサブランカに由来する。
今季はハワイ、マウイ島の風景をソースに「カサブランカ サーフ クラブ」と題したコレクションを発表。なかでも象徴的なアイテムが、左のシルクシャツだ。
右のサーフボードは、フランス ビアリッツにあるシェイパーハウス、テリーに製作を依頼した。質の高い作りはもちろんのこと、グラフィカルなモノグラムパターンが目を引く逸品だ。
「ブルネロ クチネリ」
もうビーサンをペタペタさせる夏は卒業だ。シンプルなデザインと丁寧な作り、上質な素材のものにトライしよう。
深みのある群青色のサンダルはストラップとフットベッドは肌触りの良いスエードを使用。
右のトングサンダルもライトウェイトのミッドソールを採用しているのでクラシカルなデザインに反して歩行も快適だ。ダブルステッチの縁取りも良きアクセントに。
「ルーカ」×「ベドウイン & ザ ハートブレイカーズ」
カリフォルニア発のサーフブランド、ルーカとのコラボウェアが登場。特徴的なアートワークはコム デ ギャルソンなど、名だたるブランドともコラボレートしてきた日本人アーティストのバーナイ氏が手掛けた。アートなサーフスタイルはビーチでも羨望の的に!?
「ノア」
2015年、ブレンドン・バベンジンにより本格的にスタートしたブランド、ノア。自身もサーフィンを嗜み、ストリートブランドでありながら数多くのサーフギアもリリースしている。
シャーベットカラーの袖プリントが眩しいカットソーやビビッドなトートバッグは街にも映えるデザインだ。
「ナイスネス」
アフターサーフに着たいメキシカンパーカも素材が違うとその表情もガラリと変わる。独特な風合いのこちらは、インド産の稀少な細番手糸で織ったカディ生地によるもの。
昔ながらの工程が成せる、手紡ぎの不均一な立体感や自然な色ムラなどが魅力だ。
「プレザント」
デンマーク・コペンハーゲン発のプレザントは、北欧でも数少ないサーフカジュアルブランド。アップサイクルなモノづくりが信条で、バケットハットはヴィンテージのベッドリネンを再利用。そのヴィンテージライクな趣で、アメカジとも好相性だ。
PEDRO GOMES、熊野淳司、高橋賢勇、清水健吾、鈴木泰之、柏田テツヲ=写真 菊池陽之介、諸見里 司、来田拓也=スタイリング 小山内 隆、高橋 淳、大関祐詞=編集・文 加瀬友重、菅 明美=文