ナイロンなどの素材を使ったスポーティなシャカパンは、男のワードローブの一端を担う大事な存在だ。しかし一歩間違えると“健康のために運動してるオジサン”になる危険性も…。
そこで5人のオッサンモデルによる着こなし実例をご紹介。そのコツは質感&シルエットにあり!?
三浦理志と「ロットワイラー」のシャカパン

その素材ゆえに肌当たりが冷たく、寒い時季には意外としんどいナイロンパンツ。しかし、中綿に保温性の高いポーラテックを搭載したものであれば話は180度変わってくる。
ふわっとした質感のスウェットパーカとともに、アフターサーフの冷えた身体を優しくフォロー。表地には撥水機能に優れたキューベックスが使われているのもいい。
三浦理志さん Age 51
身長184cm、体重72kg。脚はカモシカのように細く長いが、サーフィンで鍛えられた上半身はガッシリ。海の薫りがする服が好き。
水上剣星と「グリップスワニー×コティ ビューティ&ユース」のシャカパン

止水ジップを備えたサイドポケット、ウエストのバックル&キーループ。ギア感あるディテールは、実際のアウトドアシーンでも大いに頼れるはずだ。
半面、細身でエレガントなテーパードシルエットは街での“スマート見え”に貢献。ツイードのシャツジャケットとレザーブーツとともに、チャコールからブラウンのカラーレンジで楽しむ。
水上剣星さん Age37
身長180cm、体重73kg。アウトドア服をシックに着こなすのが得意なシティキャンパー。
三宅 敬と「ポロ ラルフ ローレン」のシャカパン

ナイロン素材に、ウエストのバックル留めウェビングベルト。となると“あの定番”かと思いきや、ベルト先端のあしらいはお馴染みのポニー。
ハイキングパンツにインスパイアされたこちらは、ゆったりとしたヒップ回りとわずかにテーパードしたシルエットで大人のアメカジに寄り添う。同系色のコーデュロイシャツも同じブランドのものをチョイス。
三宅 敬さん Age55
身長180cm、体重70kg。普段のパンツサイズは30インチが基本。いろいろなファッションを経験したが、今は再びアメカジ服が気分。
MAEKEN(左)と「ジムフレックス」のシャカパン、呉山賢治(右)と「エイチ・アンド・エム」のシャカパン

[左]ネイビートーンをベースにした、クリーンなフレンチカジュアル。薄手のカーディガン、ピッチの細かいボーダーカットソーとともに軽快な気分を盛り上げるのが、ウエストと裾にゴムシャーリングを備えたリラックスフィットのシャカパンだ。
風を通さないうえに裏地はフリース素材のため、真冬でも活躍が見込める優れもの。
MAEKENさん Age31
身長183cm、体重73kg。本企画のなかでは最年少。
[右]撥水性に優れ、4-WAYストレッチ。裾の内側にはリフレクターが付くなど、サイクリングやランニングでも効力を発揮する万能パンツが主役だ。
まさしくスポーツフレンドリーな一本を、異素材使いが楽しいブルゾンとともに足元まで含めた全身テックな装いで。アーバンなオールブラックをベースに、程良い光沢でクラス感と立体感を出した。
呉山賢治さん Age36
身長184cm、体重72kg。日々の筋トレとヨガのおかげで服が似合う、しなやかなカラダづくりに成功。スポカジファッションが好き。
西崎博哉(MOUSTACHE)=写真 菊池陽之介=スタイリング 竹井 温(&’management)=ヘアメイク 増山直樹=文