「テレビはみんな放課後みたいな番組になっちゃったね。学生が仲間とたまってなかなか家に帰らない……そんなリラックスの部分だけ出ちゃってる番組。授業がないんだもん。だからといって『これが授業です』と情報番組作っても、どこかにがやつきがあったりして、そこも結局、放課後になっちゃう」
とはいえ、「たとえばEテレでやってるようなマジメな番組が授業かというと、それも違う気がする」と語る所ジョージ。彼自身はもう何十年もテレビに出続けているわけだが、「テレビは昔面白かったけど、今はつまらない」という人には、強い口調でこう反論する。
「今生きてるんだから、今のテレビが面白くなかったら見るのやめればいい。『昔はよかった』とか言ってるんじゃねーよ。年取ると『昔はヤンチャだった』って自慢してるオジサンがいるけど、今やってくれよ。今全員ぶっとばせます? と思う(笑)。カッコ悪いよね。後でむなしさが襲ってくるでしょ。『また昔話しちゃった。
そんな所ジョージは現在58才だが、自らについては「本当はレギュラーは2本ぐらいでいい。でも各番組に魅力があるんで、どうしてもねえ。ただ長いことはないよ。今、58才だから、60ちょっとになったら一掃するんじゃない?」と考えているのだとか。その理由について彼は、「60過ぎのジジイがやるテレビなんて魅力ないもん!」と語っている。
(※)『大改造!!劇的ビフォーアフター SEASON2』『テストの花道』『世界まる見え!テレビ特捜部』『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!』
◆『クイック・ジャパン』vol.106(2013年2月12日発売/太田出版)